ダイワ リブンシケーダ | ルアーのバカたれV3

ダイワ リブンシケーダ

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ダイワのリブンシケーダです。

少年ルアーのピーク時と個人的には思う1984年に登場

当時の開発の方々も「ダイワの顔となるウォーカーベイトを!」

とどこまでもオリジナリティーを追求し誕生したアツいルアーでしたね!

ボディ左右にプロペラを設けた斬新な構造、「リブン=生きてる」を具現化した造形を当時の最高水準で表現したボディ...

ワタシ的には、バスハンターSPやBNと同じく当時国産もんでは珍しかったスプークボディも心躍らせたポイントでした。

故テツ西山氏も、「コイツを量産化してやろうという決断力は相当なものだったに違いない」と名著ヒットバスルアーで絶賛してましたね。

発売直後に買いましたが、白字のネーム、羽の素材も柔らかいEVA素材のものでした(キッパリ!)

よくネット等で囁かれてる初期物はネームが金色で羽が固く壊れやすいモノだったというのは販売されてたんじゃなくプロトものなんじゃないですかね?

タックルボックス誌には硬質プラ素材のプロト物が紹介されてましたし...

その頃のダイワは他国産少年ルアーを質で圧倒し、海外ルアーにも追いつき、さらには追い越す勢いでしたので初版でクレームが相次ぐだろうという品を出すはずないと考察します。

そんな事をあーだこうだと考察したって何の得にもならないんですけどw

コイツが発売された'84年がどんな年だったかというと...

トル○風呂が、留学生からのクレームでソープランドになったとか...

マドンナの「ライク・ア・ヴァージン」のプロモでぬけたとか...

テレビ海賊チャンネルが始まって土曜の夜がワクワクになった、そんな年です(笑)

ワタシは高3でしたが当時受験勉強もせず部活も引退済みで夏が終わるまで休日は釣りばっかりしてました...

将来の進路も決めず、現実逃避するように釣りばっかり行っておりましたら父親から、こっぴどく叱られました...

この頃は家業も苦しい時期を乗り越えて家計も潤ってきていた様で、大学に行かせてくれた両親に感謝しています。

話がだいぶ横道に逸れましたがリブンシケーダ登場後しばらくすると日本のバス釣りもトーナメント志向が強くなっていきます。

リブンシケーダのようなトーイの要素を持ったルアーも売れなくなりわずか4年という短命で終わっています。

ワタシはバルサ50やヘドンといった水面の釣りに憧れ精進するでもなく、かといって、競技志向に向かっていく周りからも取り残されたクチです。

リブンの販売が終わる頃にはバス釣りからも離れてしまってました。。。

そんな想い出のリブンが2003年に復刻された時は思わず雄たけび上げ、股間を熱くしました(笑)

復刻物は当時、ダイワ社内に残っていた設計図を元に金型を起こしたものなのでオリジナルとは若干違います。

目の下のくぼみの有無、目の張り出し具合や厚み、EVAの羽のエッジ、腹弁のエッジの尖り具合などの違いがあります。

ラトルに関してはオリジナルはラトルルームに自由度があり左右に動くのに対し、復刻物はほぼ固定されています。

メガもんは固定ウエイトボールの他に大きめの固い音を出すラトルがあり、ダイワLTDもんはガラスラトル3個で細かい音を出し其々、趣が違って使い比べるとオモシロいです。

目の塗りに関してもよく見ると濃淡がありオリジナルは、どこまでもセミっぽさを追求しています。

’03~’05復刻も色を変えながらもセミっぽさを表現、ダイワLTDは、なんとマジョーラカラーです!

...がメガもんはプレーンなオレンジで当時ルアー少年だったというマイスターの皆さん達、この辺のワビサビを理解できていないとこが残念であります(涙)

最初、メガが金属プレートの羽を使ってリブンを復活させると聞いた時には、かなりの興奮をおぼえました。

プロトの段階では色んな金属羽がテストされてましたね。

しかし発売されたのは、やはりEVAの羽でオリジナルが優れてたんやなぁと改めて納得。

メガには、ワシらのリブンで商売してくれるな!という思いもありましたが...
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ラトル音がシリーズ中、一番実戦向きで釣れるので…

今は、エエ色出してくれてありがとうという相変わらずな節操のなさです(汗)
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そういえば、'05のカラーはロドリの人気投票できまったんですね?

赤ヘルのセミ! やっぱマットかな?  
赤黄クロームいい感じ!黄色のベリーって

パープルパンサー(笑)が、たまりませんね~

2005年以降も毎年出し続けてスミスの干支スペシャルに対抗して欲しかったな~

アクションに関しては、羽の回転軸が水面下にあるもんですからミシガンのようにグルグルと回る時とそうでない時があり、回らない時の確率が高いように感じます。

軸の部分をサンドペーパーでこすって気持ち細くしたつもりですが、意味のない事でした(涙)

ただ頭の部分で水押しした引き波に、羽が回ったり止まったりして起こした水ヨレが効くというお話も...

ナマズに使って、いい釣果あげておられる方もいらっしゃいますね。

キャストのしやすさ、このボディ形状とEVA羽による着水音の柔らかさは秀逸で、改めて当時の開発陣の方々は凄いなぁと唸ります。

ワタシはスプリットリングをつけて、柔らかトゥィッチを心がけて使ってますが実績は落ちパクで2回のみ(涙)

25年以上過ぎた今も、リブンがよ~分からんという始末です...

リブンシケーダを実際使用された方も多いと思いますがイマイチ、面白みに欠けるとかで手に入れても手放す方が多いみたいですね。

現在のメガもんもあんまり売れてないみたいですけど頑張ってリリースし続けて欲しいです。

あのラトル音は良いんじゃないでしょうか!?

愛好家の皆さんが増えてカラーを変えながらも販売され続ける事を切に願っています。
























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