先日、初めて来られた患者さんですが、今まで他の薬局でお薬を貰ってたそうですが、ジェネリクに勝手に変えられて頭に来たので、こっちに来たって言うんっです。
で、少しお話をしようと思ったら、本人は元、循環器科の医師だって言うんです。
今は引退してるから、もう先生では無いけどね~… だそうです。
本当に医師なのかな???
最近は居ないけど、俺は横浜市大の薬局長だ!とか、私は内科医だって噓ばっか言う人も居たんです。
さて、この方は本物かも知れない雰囲気を持ってるし、頭よさそうな顔してます。(笑)
で、説明しました。
今、世の中に薬が無いんです。開発品とかジェネリックとか関係なく、入手困難な薬剤は全体の30%を超えてます。
例えば、原因としては海外の原薬工場が正常に稼働してないので、安定して原薬が日本に来ないので製造できない。
ある成分に関してはヨーロッパから輸入してますが、プーチンのおかげで船が来ないんです。
先生は循環器だそうなので分かると思いますが、今不足してる薬剤の中でウチが困ってるのはβブロッカ-なんです。
βブロッカ-が全然足りないんです。
すると、この方目の色が変わったんです。
そう、循環器科の医師にβブロッカ-が無いとか言われると、とんかつ屋さんにパン粉が無いって言ってるのと同じなんです。(笑)
いや、家系のラーメン屋さんに、豚骨が無いって言ってる方が分かりやすいかな???(自爆)
それとも…
まっ、例え話しは良いですが、そんな感じなので開発品で無ければヤダ!とかジェネリックが良い!とか言われても、リクエストに答えられないんです。
申し訳ないです。
大きなチェーン店は多分安定して入荷されてるかも知れませんが、ウチのような零細企業では無理なんです。
ロシアとウクライナ、イスラエルとガザって対岸の火事だと思ってる人が多いかも知れませんが、ヨーロッパからの船が来れなかったり、イスラエルって原薬メーカーが有って、ココの工場がかなり大きいので、今後はこの影響でさらに品薄になる事も予想出来ます。
すると、そんな話は今まで聞いた事が無かった… 仲間内の医師も薬が無いとか聞いてたけど、そんな事情だったんだ…
と驚いてました。
まっ、そういう事情なら、何でも有るもので出してくれ!
今度からは、お宅に処方箋は持ってくるって話です。
ありがとうございます。
で、帰った後にウチのデータを見たら、居ました!!!
某総合病院の循環器科の医師の名前に、この患者さんのとお何名前が!
本物だった… (笑)