「郵便局でーす。」と玄関から声がかかり、
「ほーい。」と出た私に、茶色い包みが渡された。
見た目の予想に反して、やたら重いその包みの送り主は、
良く知ってる友達から。
伝票の品名には、心当たりのない物が入っていると書いてある。
「ん~?」訝しげに包みを開ける私の傍で、また何か当たったのかと
ぼったまが興味津々で覗き込んでくる。
開けて、すぐ、重さの原因は分かった。(ごちです^^。)
けど、1つ1つ確認していくうちに、その重量をはるかにしのぐものが
入っていたことに気づく。
「なんて事してくれんだよう。」とつぶやいた私の顔を覗き込んだ
ぼったまは、慌てる。
「なに?何されたの?悪い事?」と心配そうに問うぼったまに、
「嬉しくても、出るやろ?」と言うと、
「ああ!」と納得してたくさんのメモを見て「すごいね。」と笑った。
まったく、お姉さま方、やってくれますな。
ほんと、びっくりした。
連絡をもらった時、ほんとは行きたかった。
そこなら、車で行ける所なのにって・・・。
会いたかった、話したかった、ぎゅってしたかった。
まあ、集金日だったし、そうでなくても家をあける事は難しいけど。
頑張ってる友達を励まして、力になってあげられる事が、
私の存在理由だったのに、それが出来ない現状が悲しくて。
私が頑張っている事が誰かの励みになればと思っていたのに、
最近弱音しか吐いていない自分にがっかりして・・・。
魔女工房もなかなか稼働しなくて、送ってあげたい人が
たくさんいるのに、在庫が尽きかけてるし。
そんなこんなが、私の自信を崩していく。
でも、そんな私に、会いたかったよって、いつか会おうねって、
寄り添ってくれる気持ちが嬉しかった。
ほんとにほんとに、ありがと。
いつか、私のあほさ加減をご披露出来るように、頑張るね。
夏休みが終わったら、また部活に顔だすから、
また、遊んでやってね。