うさポンバッジの限界 | 生けるとこまで

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負けないもん!

今年最後の、ハラヴェン17-①受けてきたぜい。

前回の吐き気止めとセットの安定剤は、眠くなるので抜いて、

ノバミンだけ5日分もらってきたよ。



で、本題なんだけどね、


うさポンバッジ、私の計画はこうだったの。

まず、当県の大きな病院3つのケモ室及び相談室に働きかけ、ポスター及びバッジを置いて呼びかけてもらい、需要の実態を調査する。

需要があるなら、電車・バス、その後ショッピングセンター等へ働きかける。

需要が多ければ、私がバッジを大量に取り寄せておいて必要に応じて、病院を窓口に届ける。

それから、地方テレビ局へ・・・といけたらなと思ってたんだけどね。


だけどそれが本当に出来るかどうか、悩むところがあったので、

よくも悪くもストレートな意見をくれる人に話を聞いて来た。


でも、うーん・・・。

結論から言うと「難しい」という結果になった。


もちろん、想定内なので、確認の為の相談でね。

そんな気がして、まず相談してから動こうと思ってたんだけどね。



ここから先は、個人的な考えで、賛否両論あると思うの。

人によっては、不快な思いをさせちゃうかもなので、それぞれの気持ちで判断してね。

その上で、ご意見は真摯に受け止めるつもりはしてるので、お手柔らかにどうぞ。



その人は、ケモ室のボスと、私は影で呼んでるけど、

とっても熱くてね、共感出来るとこが多い看護師さんなの。

患者と仕事に注ぐ情熱は、松岡修子と命名したい位、熱い心を持ってると私は思ってる。


で、その人の意見は、私(uri)には、おススメ出来ない、との事だった。

それは、

①やるなら自治体マスコミなどを巻き込んでやる必要があるが、大々的にやればやるほど、私の個人情報がダダ漏れになる事、その覚悟はあるのか。

②当県は、かなり閉鎖的な県民性を持つため、ニーズが限られる事。

当病院に外科から独立して、癌センターが出来た時も、バレしまうではないかと、かなりクレームが出たらしい。

実際、私がバッジを持つつもりが無いのも、病気を隠しているからなので、そういう人には必要性に欠けるし、なぜバッジを勧めるのか、なぜ持たないかの説明を求められたらどうするのか。

運動自体は評価するし、ニーズが無い訳ではない、ただし浸透させるのは容易ではない。

③当県は車社会なので、バス・電車が首都圏に比べて格段に少ない。

もちろん、バッジを必要とする場面はそこだけではないのだけど。

④私が、窓口になった場合、治療中の身で、どこまでやれるのか。

メールや電話にどれだけ対応出来るのか、途中で放り投げる事になるのが一番始末に困る。

⑤看護師さん自体も、主治医を巻き込んで、ピンクリボン活動をやっているが、医療従事者であっても、かなり凹む事が多いらしい。

その運動や、病院の相談室の協力も出来ない事は無いが、リスクが高すぎる。

⑥バッジを持つ患者自身の体調・病状により、前向きだったり、卑屈だったり、その受け止め方がかなり変わる事。

⑦やろうと思うとボランティアになるので、自分・時間・金銭、絶対何かを犠牲にする事になるはずだ。

⑧何より、uriの性格をよく把握している看護師さんとしては、そんな苦労はさせたくない。

家族に、病気以外のこれ以上の心配をかける前に、まず、自分・家族を守る事を優先してほしい。

私が無理をするのは、何てことない。

出来る無理なら、何でもしたいと思ってた。

でも、家族に迷惑がかかるとなると、残念ながら、それは無理だ。


癌という病気の偏見が無くならない限り・・・、というより、癌が命を奪う病気である限り、病気を公表する事は出来ない。

いずれ、そうも言ってられない時が来るだろうけど、今は精一杯強がっていたい。

どんなに身体が辛くとも、どんなに気持ちが落ちていても、いつも笑って「悩みなんてないんだろう。」って思われていたい。

そんな、ただのええ格好しいで、ごめん。


広めようと意気込んでいたのに、こんな結果になって申し訳ない。

でも、きっと必要としている人はたくさんいる。

これからも、出来る事を探していきたいと思ってる。

振っておいて、こんな結論は不本意ではあるけれど、これが私の現実。


今後は、ブログ上で出来る運動をしていきたいと思ってる。

取り敢えず、取り寄せたバッジは、届いたら、ブログ上で希望者を募って、無償で配るつもり。

あまりにも小さな事だけどね。


お叱り・ご意見、ごもっとも。

小さくて、ごめんね。