18日 京都旅、疲れましたよ

 まず6時10分発の電車に乗るために、4時過ぎぐらいに起床した。まだ外は暗かった。5時半に出発したのに電車はぎりぎりだった。京都駅はめっちゃキレイで、近未来感があった。行きは京都駅内で乗り換えがあったから、駅全体を見られなかった。ちなみに人の数は多かった。そこからは座れない+混み混みで体力を持ってかれた。

 

祇王寺 「苔の魅力よ」

 その後は嵯峨嵐山駅って言うかっこいい駅で降りて、祇王寺って言う一種の苔寺に行った。周辺の街は山がすごい近いが、人が多くて(特に子供)、良い街だと思った。祇王寺は写真で見たとおり、苔が庭園がかなりあって、すごい神秘的で綺麗だった。まさに蒼ってかんじの緑蒼だった。苔って自然本来の姿と言う感じがして好きだ。多分その感覚が神秘性を演出しているんだろう。祇王寺を離れた後、さすがに空腹になったのでコンビニで水とパンを買った。おいしかった。これは、結構予定より早く祇王寺を離れたために発生した時間を使ったから、予定通りの電車に乗れた。

 

南禅寺 「デカすぎでしょうよ」

 そのまま南禅寺に行く。まず南禅寺の入り口は前も後ろも同じ見た目だが、どこか違和感がある。『千と千尋の神隠し』を思い出した。そのまま本堂まで行くと、とんでもなくでかい門があって圧倒された。人用のくせにあそこまででかいのは、場所の偉大さとか歴史観を感じた。「こんな門、どんな人が通るんだろう」と思った。でも人が多くてそんなに良い写真は撮れなかったのが心残りだ。南禅寺自体もでかかった。南禅寺と門の間には庭のようなスペースがあって、この余韻的な空間が日本の美意識を演出しているような気がした。拝観して、お線香みたいなのをさした。他の人のを見よう見まねで。その後、奥の水運橋みたいなのを見に行った。たしかに異様な感じではあったけど、良い感じに古びていてとっても味があった。そのままか帰っても良かったが、ちょっと物足りない感じがしたので庭園も見てきた。中には、ざ・日本みたいな庭園があって綺麗だった。派手に飾ることなく、主張しすぎずって感じがまさに私には刺さった。枯山水の良さは、まだはっきりとは分からないけども、日本らしく落ち着く。あれが家の庭園ならずーっとそこで黄昏れているんだろうな。奥には林の中に道があって、そのまま建造物につながっていた。やっぱりこの必要のないはずの空間があることで、より主役が際立つ。不思議な気持ちにもなる。丸一周する形で満足した。その後、駅に向かう途中で、人力車がすれ違い、引っ張っているのが女性で少し驚いた。大変だろうに解説しながら凄い。盗み聞きだが、最初の入り口は地震対策で少し傾いているらしい。

 

店やっていない事件①

 その後は烏丸御池駅で降りて昼飯、と思っていたがまさかの臨時休暇。ということで急遽近くの麺類店に行ったはいいが、まさかの現金不可。ってことで近くのコンビニを探して初のpaypayデビュー。緊張したが楽しかった。店では鶏肉のつけ麺を食べた。結構オシャレな店でとてもおいしかった。肉と麺と汁の相性がよく、あとネギの芯がまさかのまずくなかった。そのあと、ようやくジブリ展。

 

ジブリ展① 「思い返せば、知ぬ事ばかりよ。」

 アホみたいに人はいたが、ゆっくり見れた気がする。ジブリについてというのもあるが、主は鈴木さんについてだった。どちらにせよ学べることは多かった。人を育てるなら丸投げ、まずは一通りやらせる。目の前の利益優先ではだめ。日頃からアイデアは出す(どんなに駄目でも一人一つのアイデアを使うというのが印象的だった)。世の中の動向を知り的確なものを提供する、そのためにも一歩先ではなく半歩先。だから自分の考えを主にしていては周りが見えない、他の考えや嗜好を持つ人の気持ちを考える。アイデアが先で、メッセージは添え置き、というか後付け的に決めるらしい。展示物は絵コンテやポスター、当時の資料やら雑誌などが並んでいた。これらは撮影が禁止で残念だったが、どれを見ても歴史を感じた。そもそも量が多かった。周りは結構マジのジブリ好きがいて、当然だが、自分以外にもこんなに好きな人がいるんだなーって思った。大学では私がジブリオタクって感じだから、少し焦る。それと音声聞きながら歩く人もいた。一部のポスターとかおみくじ、展示物は撮影可能でいっぱい撮った。

 

ジブリ展 「これには感極まる」

 おみくじは恋と開運の二択で、開運にした。だから銭婆の方。銭婆は穏やかな顔だったが、湯婆婆は相当迫力があった。それぞれは、口に手を入れてお札を引くのだが、その時に引いた番号は4番で中吉。「急がなくてもいいことを早めに」っていう鈴木さんの言葉に納得した。4番は箪笥の真ん中で謎にうれしかった。ちなみに銭婆からは「一度あったことは忘れないもんさ、思い出せないだけで」という言葉をもらって、とんでもなく感動すると共に、もしこれを実際の状況で、あるいはリアルにあの声で言われたら、多分人生変わるというか、泣いてしまうんだろうなと思った。それだけの感動だった。一通りおみあげとかも見終わって、リュックの重さに肩が壊れそうだったため、ちょっとベンチで休憩した。そして大きな『千と千尋の神隠し』のポスターの前で写真を撮りたかったので、一人の観光客の人が列に並ぶのを待って、単体客の女性の前を獲得。写真を撮ってもらい、満足してから京都文化博物館を後にした。

 

京都廻遊記 「行き当たりばったりよ」

 その後は結構時間が余ってしまったので二条城に行った。営業時間外だったため開いていなかったが、門だけでも拝めた。ここに約8年前来たのかと思うと不思議というか実感がない。実際記憶が薄いからな(小学校の修学旅行である)。しかし暑くて、一面が白い砂利の道を行ったような記憶はある。そこからは少し迷って、京都御所に行くことにした。庭園は入れなかったが、その周りの散歩道のような巨大な道を歩くことが出来た。横に広くて驚いた。人はあまりおらず、飛んでいる虫が多かった。夕日で木や地面、建物がオレンジに染まっているのはとても綺麗で、一日の終わりに対する切なさのようなモノを感じた。幼い頃は毎日こんな気持ちになっていたような気がする。あの少し透き通った、あたたかいオレンジ色はいい。そして、さすがに疲れたからバスで予定していた京都肉食堂という場所に向かった訳だが、ここで事件が再び起こる。

 

店やっていない事件②

 なんとまさかの臨時休業。後日、祖父から「水曜日は水が名にあるから飲食店休む説」というのを聞いた。そこからただでさえ、あまり信頼できる飲食店が少ない中で(通ったことが無い道ばかりだから疑心暗鬼なのだ)、やっとこさ見つけた店に行ったら、まさかのまたもやっていないというか、謎の準備中の看板。「やばいやばい」と思いながらサイゼリアを横目に(チェーン店には入りたくなかったのだ)、京都駅から少し離れたお店に行ったわけだが、サーモンとトマトステーキを頼んで、サーモンは来た。しかしいっこうにトマトがこない。それで店員さんに聞いてみたら、「もう少々お待ちください」で。「さぞ立派なのが来るんだろうな」と期待していたら、予想の2/3ぐらいの大きさのが来た。「いや絶対忘れてただろぉ」と思いながら、美味しくいただいて、「二度と来るか」と思いながら19時50分くらいに店を出発。ちなみに店から京都駅までは約30分で、電車の出発は40分後、京都駅の電車の配置とか知らないから、それなりに焦りながら早歩きで体温あげて歩いた。この「連続店やってない事件」と「料理遅すぎ事件」のせいでだいぶ疲れた。

 

記憶が無い帰り道

 ぎりぎり電車には乗れて、京都を後にした。文化的なモノが多いからか自然が豊かで、同時に栄えている。良い街だ。電車の中では何しとったっけって感じ。夕飯が少ない+早歩きのせいで疲労しまくり、途中からはだらーんと漫画を読んでいた。そして数時間電車に揺られて、最寄り駅到着。全体的に疲れているし、お腹すいたし、膝あたりを中心として、あと肩も痛いしって感じで、クーリッシュをコンビニで買った。物凄くうまかった。家に着き、崩れるように風呂と洗濯と歯磨きを終わらせて直ぐに寝た。今回は「楽しい」という感情は、基本的に後から沸いてきた気がする。もちろんその時も楽しかったのだが、それを上回るように疲れがあったから。でも良い経験が出来た。いろんな所に行くということは、いろんなことを見たりして知るという事で、それは人として感性豊かになるために必要なことだと感じるから。とりあえず結論は、アホみたいに疲れたけど、最高に楽しかったって事で!!

 

19日 幸福感が半端なかった

 今日は実家に帰る日だった。高速で午前中に授業と自省録を書いて、昼は迎えに来た母と姉で、行きつけの近くの飲食店に行った。ろくに昨日の夜から食べていなかったから、余計にうまく感じた。二人も喜んで驚きながら食べていたからうれしかった。その後は母の観光に付き合って、その間に変なアンケートに誘われて断って帰った。しかしすごい渋滞で帰るのが遅くなった。夕飯はガストで、昼に大盛りと焼き鳥2本を食べたにも関わらず、また大盛りを食べた。完全に昨日の影響だろう。そのまま帰って寝た。

 

20日 いつかこの日を思い出す

 今日は朝から祖父の運転で散髪に行った。いつもの美容師さんとはいつも通りどうでもいい話をする。祖父は最近妙に語りたがる。結構めちゃくちゃなこと言ったり、理解できなかったり、むかついたりするようなことも言ってくるけど、全ての言葉の裏に凄い愛情を感じるから、嫌な思いは基本そんなにしない。祖父母の家に着いて、京都旅について話した。全部の写真と、体験談を祖父母は聞いてくれて嬉しかった。「疲れた」という感情が強かった旅だから、その時はあまり達成感というか充実感がなかったが、話しながら頭を整理して、どれだけいい経験をしてきたかを実感したのだ。あとアルバイトの話もした。そこから、いつもの祖母お手製お好み焼きを食べて、フィニアスとファーブを見ながら、以前まで録画されていたはずの『ニルス』がないことに絶望していると、祖母が鯛焼きを買ってきてくれた。おいしかった。その後、近くの公園に散歩に行って、帰ってきてからピザを食べた。そしてひたすらグータラと。19時ぐらいに実家に帰って、今度は母に旅の話をして、絵を描いたりした。いいアイデアを思いついたからだ。しかし我ながら、何と贅沢は日だろう。

 

21日 戻れ、現実

 今日は13時半ぐらいに下宿に帰ってきて、買い物をしてからバイトに行った。結構レジには慣れてきたが、閉店作業の掃除が汚くて、潔癖症にはつらかった。あと覚えることが多い多い。初の6時間だということもあり、大変な一日だった。そしてストックしてあった自省録も0時16分ぐらいまで書いた。ってことでおはよう、じゃないか、おやすみおつかれ。

 

22日 自信作と固執心

 今日は買い物と、友人Uのために誕プレ用のハイキュー!!の絵を描いた。結構時間かかったけども、まぁまぁ良いのを描けたはず。我ながら成長したような気がする。喜ぶだろうか、この絵は自己満足だろうか。

 

23日 つまり、何もしていない

 今日は朝から講義。今気づいた。課題してないわ。その後は図書館で『千と千尋の神隠し』の絵コンテを観察してからご飯に行った。ジブリは1つ1つのシーンへのこだわりが強いというか丁寧だから、見ている側にも見応えと感動が生まれるんだろうって思った。講義後は本屋を見てきた。「血の轍」「読者は読むな」を探しに行ったのだがなかった。ちきしょう。家に帰ってからは体力無くダラけて、その後飯食って、絵を描いた。アクションラインと肩・腰の傾きを正確に捉えるようになった気がする。おやすみ。

 

24日 純粋と不純の差

 昨日は朝から講義があって、その後友人Hと合流してから友人U・Tと合流して飯を食べた。誕プレは意外と普通の反応でがっかりした。しかし、その後LINEで激励があった。周りに他の友人がいたから言いづらかったそうだ。はっ。その後はアルバイトがあって、やっぱり6時間は長いなーと思ったが、レジ自体は結構成長したぞ。そして、もう一人のバイトさんが可愛い。最後喋れて良かった。こんなことを書いて気持ち悪いな。でも嬉しかった。