ノーベル賞に日本酒・純米大吟醸酒 | 山本祥一朗の酒情報

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ほぼ半世紀、国内ばかりか世界の酒どころをまわっていると、いろんな場所に出遇う。
写真にあるのはノーベル賞の受賞者がスピーチする壇上に立っているもので、この時期になるとお馴染みで思い出す。ストックホルムの受賞者が立つところで、先日はノーベル生理医学賞の大隅良昭氏が話していた。

 

酒どころの視察といっても名所と名のつくところには足を止めるから、こういうところにも案内してくれるのだ。

 

この時、大隈氏は土産に日本酒を持参した。山形県の出羽桜が受賞テーマであるオートファジー(細胞内部の自食作用)を描いたラベルを貼ったものという。これは英語で書かれている。大隈氏は、オートファジーの詳細な仕組みの解明に酵母を使ったことで日本酒とも縁があるというので、同社の純米大吟醸・一路が選ばれたとか。何につけても日本酒の海外進出にはいい話題である。