酒に酔って若い女性タレントのところへオートバイで走らせた時に転倒、大怪我をして暫く病床にあったり、部下の仲間と酔って講談社へ殴り込みに行ったりと、酒がらみの話には事欠かないたけしだが、10年あまり前に書いたエッセイで、今では酒は週に1、2回がせいぜいだという。
最初に飲んだのは高校生くらいで、旨いとは思わなかったという。駆け出しの浅草時代にはお客に酒を勧められたが、たまたま銀座のホテルでお客に飲まされたレミーマルタンやジョニーウォーカーの旨さは格別だったことや、酔っぱらうと持ち金を人にあげるクセがあることなどを語っている。
一番飲んだ時は、二人で一升瓶を8本空けたとか、ジャックダニエルを3本空けた時もあったというが、今は夫人と二人で週に1回、ワインを少し飲むくらいだという。
この2冊は「ロッキング・オン」という出版社から出したもので、『孤独』(1,600円・税別)『北野武、今63歳』(1,600円・税別)となっている。