ヨーロッパ縦断での体験は貴重 | 山本祥一朗の酒情報

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これはかつてスイスからドイツのルクセンブルグ、ベルギー、オランダ、そしてデンマークへと北上した折の参加メンバーの写真と記録であり、時事通信社のムックには参加者の感想も載せている。

スイスでは小ワイナリーの原点ともいうべき片田舎の農家を訪ね、ドイツでは南のバーデンバーデンを訪ねた。バーデンとは温泉の意味で現地の人たちと全裸の公衆浴場も体験した。また、モーゼルザールルーヴァ中央醸造所は4年ぶりだったが、理事長は再会を喜んでくれた。

ベルギーのブリュッセルでは古典ビールのランビックの製造現場を訪ねたが、新鮮なホップはランビック特有の酸味を損なうことから3年以上経たホップを使っている。

オランダではジュネヴァの工場、そして最後はデンマークに飛んでカールスバーグの工場へ立ち寄った。デンマークのチボリ公園前のレストランで日本酒を飲んだ話は拙著『酒つながり』(社会評論社)に書いている。