日本酒の輸出が119億円 | 山本祥一朗の酒情報

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和食が海外でブームを呼んできたことはよく知られているが、2月10日に農林水産省が発表した2014年の輸出額はそれをはっきりと数字で示した。
前年比で11.1%増の611億円とこれまでの最高だったのである。
中でも「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことが大きい。政府では20年までに目指している1兆円も見えてきたようだ。

農産物では和菓子などの菓子が33.1%増、日本酒は9.3%増で金額にすれば119億円である。
すべての輸出品の先は香港が最も多く、次いでアメリカ、台湾、中国と続いている。

日本酒に限っては韓国が伸びているので、酒造組合ではスタッフが先月取材に飛んだ(写真は韓国で発売されている拙著『お酒のいまがわかる本』(実業之日本)。左と右はその韓国版)。

今年頂いた年賀状には、蔵元で「海外が有望」と書かれたのがいくつかあった。