新宿の百貨店酒売場の8月 | 山本祥一朗の酒情報

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新宿の百貨店酒売場をまわったのは8月15日の終戦日。小田急ハルクでは日本酒は3か所に分けた棚にあったが、有力地酒をよく揃いていた。

ただ、雫(しずく)酒を常温で並べていた。小田急本館はハルクとは違った揃え方だが、幻の酒と噂される蔵元が、「お一人様 2本まで」と張り紙をしているのに驚いた。高島屋へと続く途中にユニクロが店を出しているが、ここは小カップが少々で目立たない。

高島屋では岡山の小蔵元がキャンペーンをやっていたが、お盆のこの時期では客も少ない。

かつての三越が今ではビックカメラとユニクロが合併したビックロとなっている。その4階に酒売場があるが、圧倒的にワインが多い。日本酒は宇都宮の小蔵元と提携した酒を目立たせているがあまり出ていない。地酒もバラバラの揃え様。伊勢丹は1本ずつ棚に並べた陳列のおかげで酒揃えは豊富だが......。

先月号の銀座で記したように、具体的な酒名は講演の時だけにさせて頂く。ただ、全体には銀座より新宿の方がいくらか活気がある。