
これは拙著『酒つながり』(社会評論社)の中でも触れたが、NHKの朝の番組のレポーターをやっていた時に「東京地酒物語」で東京の酒蔵探訪をやったのが、冒頭の写真である。
当時は全国に3000軒の蔵元があり、そのうち18蔵が東京にあった時代である。その中の3蔵元を訪ねて当時の社長にインタビューしたのがこれらの場面だ。
丸真正宗では地下130mの伏流水を使っていて、「この水の続く限り酒造りを続ける」との話。当時の杜氏は新潟から来ていた。
多満自慢の社長はこの後で市長になられたが、この番組を見ていた人が多かった由。昨年亡くなられ、現在ご子息が襲名した。
澤乃井も先代で、この時は洞窟の岩清水を案内してくれた場面。創業は元禄時代ということだった。
この番組の私のシメの言葉は、「いい水といい空気のあることは人間の住める最低条件ですから、どの酒蔵も頑張ってほしい」と。