そう、私は思うんだ
私もね、小さい頃から
みんなと一緒が苦手だった
ワガママで、負けん氣が強くて
変にませていて、でも幼くて
いつも、先生に
「なぜみんなと同じができない?」
「なぜ普通に出来ない?」
そう言われてきた
私は私が普通だと思っていたし
わからないみんながおかしい‼️
同じの何が良いんだ?
ぐらいに思っていた
でもね、成長すればするほど
世の中のだれかが決めた
正しさや普通の枠に
大人たちが嵌め込もうとして
よってたかって否定した
苦しかったなぁ
なんでわかってくれないんだろう?
私は私のままじゃだめなの?
こんなに一生懸命頑張ってるのにって
ある時から私は私が大嫌いになった
みんなが求める普通が出来ない
みんなが教えてくれる普通が出来ない
そんな自分が惨めで憎くて大嫌いになった
バカだと言われたから
勉強を頑張った
それでもバカだと怒られた
いつも死にたかった
私なんか要らないんだ
私なんかいない方がみんな幸せになれる
自分の命がドンドン軽くなっていく
だから、誰かの命も
重くなんか感じれなかった
喧嘩したら殺す氣だった
なにも怖くなかった
早く死ねればそれでよかった
私が終われば私の世界が終わる
でも、どんなに何をやっても
終わらせることが出来なかった
神様は終わらせてくれなかった
生きることすら上手に出来なくて
死ぬことすら許されない
ますます私は私を憎んだ
この、厄介者、早く消えろ
学校では、みんなが幸せそうに笑ってる
胸糞が悪かった
仲間といるときだけが楽しかった
また家に帰れば一人
寂しさと孤独が襲ってくる
酒をバカみたいに毎日飲んだ
飲みたいんじゃない
飲まなきゃいられなかった
早く死ねそうなことはなんでもやってみた
母親になっても
私は私を大嫌いだった
こんな私に育てられるこの子は
不幸になるそう思ってた
18歳の冬、大きなお腹を抱えて
死に場所を探した
DVされるのは私がダメ人間だから…
早く死ななきゃ産まれてきちゃう…
ここから飛ぼうか…
橋の下を覗き込むと
いつもはおとなしいお腹の赤ちゃんが
嫌だ嫌だと言うように暴れだした
じゃあ、どうしろって言うのよ‼️
泣きながら家に戻った
とにかく産まれるまで産まれるまで…
この子を預けて死ねる日まで…
産まれてきたらかわいくて
悲しいのか嬉しいのかわからず
泣いていた
不安よりも何よりも
私の分身がかわいくて…
でも、そんな時間はすぐに消え去った
離婚してDVから、解放された
私へのDVを見て
PTSDになった長男に氣が付かず
なんでこの子は…と悩んだ
笑わないのは私のせい
言葉がでないのは私のせい
みんなみんな私のせい
なのにニコニコと私に抱きつく姿に
不甲斐なくて情けなくて
なのに手をあげてしまって
また苦しくて
私は夜の世界に逃げ出した
不幸のヒロインは
もっともっとと不幸に手を伸ばす
今思えばバカな不幸のヒロインだが
その時は必死だった
でも、息子は私を愛してくれる
酒に酔いつぶれ
ご飯すら作れない私に長男は
小さなアンパンマンのポシェットを首にかけ
近くの商店まで三輪車をこぎ
大事そうにカップラーメンを買ってきてくれた
まだ3才だっただろうか
「危ないでしょ‼️ダメだよ‼️」
そう手をあげそうになる私に
「ママごめんなさい、一緒に食べよう
食べたら元気になるよ‼️」
そう言ってにっこり笑う息子に
私は今まで何をやっていたんだろう…
「ごめんね、ごめんね」と泣き崩れた
その日から私は
親としてやり直そう、そう誓った
今の旦那様と出逢い
夜の世界からも足を洗い
順風満帆幸せに向かうはずだった…
放置していた腫瘍が痛み出した
死んでもいいやと放置していた腫瘍が
痛み出した
原因不明の目眩や立ちくらみで倒れたりして
病院の先生に、早く手術しなさい
そう言われ、大学病院に向かった
その時期旦那様とは一時期別れていた
浮気されて家から追い出した
だけど、頼る相手がいなくて
相談すると、協力すると言ってくれた
検査の帰り道長男が
「パパ、僕のパパになって」
そう、勇気を振り絞り言ったのをみて
必要なら…いや、生きていたら…
そっか、こいつ一人に出来ないよね…
何てぼんやり考えていた
結果は散々で…
手術しても、フィフティー
顔に麻痺が残ります
癌化している箇所があった場合
若いので…
初めて「死」を突きつけられた
あんなに切望した「死」が
今目の前に在る
はじめて怖くなった
あんなに死にたかったはずなのに…
怖くて眠れなかった