私は小さい頃から
死神みたいなものや
死のお知らせ
みたいなものを
感じていた
それは決まった形ではなく
色んな形で知らされたり
感じたりする
愛犬が死ぬ前夜
私はあの気配を感じていた
泣きながら
連れてかないでー‼︎
と犬小屋に犬と隠れる私を
父は引っ張り出し
大丈夫だから寝なさいとなだめた
寝たら連れて行かれる
寝てしまった‼︎と飛び起き
犬小屋をみると
愛犬は死んでいた
悔しくて悲しくて許せなかった
ある時夢を見た
全身真っ黒で髪を結んだ
女か男かわからない老人が
私の手を握り
ずっと見ていたよ
これからもずっと見ているよ
そう言うと窓から飛び降り
黒い鳥になって消えた
リアルで気持ち悪い夢
でも、私は知ってる
あれは死神ってやつなんだろう
うちのじいさんが
何度か死にそうになった時も
黒い奴が
部屋の隅から
ずーっと見守っていた
あぁ、じいさんもうダメかぁ…
母親に迎えが来てるようだから
準備をするように促す
しっかし、うちのじいさん
生命力半端ない
病院に運ばれると
必ず峠です…と言われるのに
死んだ試しがない
死神に勝ったじいさん(笑)
悪運が強いとは
うちのじいさんの為にある言葉だ
特攻隊に志願し
飛び立つ前日に終戦
極みの世界で両小指にさようなら
大怪我して半身不随
体は手術あとだらけ
もう、今80オーバー
口癖は
じいさんはもうダメだ
はぁすぬ(もうしぬ)
来年はしぬごったぁ~
と言いながら早数年
ご飯も沢山食べ
オヤツも食べ
元気です(笑)
死神みたいなのにも
負けないうちのじいさん
死ぬ前に
秘訣を聞いておかねば
私が見ているものが
死神かどうか
むしろ死神がいるかなんか
わからないが
気配を知るものとして
私の力ではどうにもならない
その辛さは本当に耐え難い
私に知らせてどーすんだ
何がしたいんだ??
いつかはわかるのかもしれないが
知りたいようで
知りたく無いようで
わけわかめ。