先週末は子供向けの音楽イベントが2つ。どうにか無事に終えました。
土曜は市内の小学校で演奏しました。
毎年この時期にお声をかけていただいています。
こうした演奏会では、できるだけステージではなく子供たちに近い床面で演奏するようにしています。
子供たちは目の前で繰り広げられる生の演奏に、ひとみをキラキラさせて五感で聴き入っていました。
私が司会をし、一曲ごとに「感想を言ってくれる人は?!」と尋ねます。
子供たちはどんどん手を上げて、真っ直ぐに起立してこちらの目を見ながらハキハキと「音がきれいでした」「息が合っていてすごいです」などと答えてくれます。
感心しつつも嬉しい限りです。
校歌では澄んだ歌声が会場を満たしました。きれいな声で歌うよう指導されているのでしょう。校歌を大切にしていることがわかります。
コロナで中止の年、ピアノとヴァイオリンに規模を縮小した年もありましたが、今回は浦和フィルから13人ものメンバーが参加できました。
リコーダーでの参加者もおり、ヴィヴァルディやヘンデルも演奏曲に加えました。この編成によく合い、演奏も映えていました。
日曜は、浦和ユースオーケストラ主催の「ジュニアオーケストラ・フェスティバル in URAWA 2024」と銘打つイベント。
ワークショップ(公開練習)とミニコンサートの企画です。
公募で集まった30人の子供たちを交え、椅子に座ると足が床につかないような子から、すぐにでも仲間に加われそうな上手な子まで、総勢75人のオーケストラで演奏を楽しみました。
トレーナーの4人の先生方によるモーツァルトのフルートカルテットD-durはこの日の演目の白眉で、私も演奏に聞き惚れました。
私自身、10代の頃の音楽体験の記憶が今に繋がっています。
子供たちに音楽の楽しみが伝わることを祈りながら取り組んでいます。