仙台に日帰りで帰省しました。

5月は母の命日ですが大勢での会食はまだできないので、親戚で一緒にお墓参りをという企画です。

生憎、雨もぱらつき肌寒い空模様でしたが、大年寺霊園のあずま屋で父や姉一家と久しぶりの会話を楽しみました。

霊園は、緑豊かな山の上にあります。鳥の声も清々しく、なんと熊注意の看板までありました。

 

 

この一年、二人の赤ちゃんが産まれ、皆の話題の中心、主役です。半年ぶりに会ったら顔立ちもはっきりして仕草もとにかく可愛い!!

 

 

障害者割引により運賃は半額になります。杖を卒業したのでこの割引を享受するのはもはや申し訳ないような気分です。

仙台の実家には90になる父が独り住まいしています。姉夫婦が近くに住んでおり頻繁に訪れているのが有り難く安心です。

 

3月の地震の時、父はたまたま直前に喉が渇いて水を飲みに起きたところに揺れが来たのだそうで、寝室に戻ってみるとベッドの上に揺れで飛んだテレビがベッドの上に転がっており、危うく難を免れたとのこと。不思議な偶然です。

食器は全滅、家具や内壁にも被害がありました。今、仙台のタクシーは、その大多数が数万件もの地震保険の査定のために貸し切りで出払っている状況だそうです。

確かに仙台駅のタクシープールの台数はかなり少なめでした。

でも昨日は、配車アプリのおかげで、不自由なく手配できました。

 

そのタクシー、大年寺霊園への行き・帰りと2回乗ったのですが、行きの運転手さんは「コロナなんかただの風邪」、「仕事柄、乗車中はマスクを着用しているが、普段はしていない、体づくりに気をつけて免疫力を鍛えていれば大丈夫!」と自論を豪語していました。相槌を打ちつつやり過ごしました。本人とあの車に乗るお客さんの無事を祈るばかりです。

 

一方、帰りは、アプリで手配して10分程で到着、乗り込もうとすると「4人ですか?感染が怖いのでキャンセルで良いですか?」と仰います。これにはまた驚きました。行きの運転手さんとは正反対です。客は後部座席にのみ乗せることにしているそうです。そのことはアプリ操作時にはわからないし、雨も強く寒くなってきて早く乗りたい、今更言われても困ります。

会話した結果、さほど強い拒否でもなく、窓を開けたままということでOKとなりました。車中で事情を聞くと、猫を22匹も飼っており、自分が感染するとその世話ができなくなることを心配しているとのこと。年金では足らないので餌代の捻出のためにタクシーか稼業を始めたそうです。猫たちの世話に如何に手をかけているか、大声で語ること語ること、感染の心配はどこへやら、車線取りも怪しく、ハンドル操作に集中して欲しいものです。結局、仙台駅まで延々と猫たちの話を聞くはめになりました。

コロナの対応も感じ方も人それぞれです。

 

仙台駅の「こうや」で、父と息子たちと4人で、絶品の寿司を堪能しました。

帰省のたびに、これがまた楽しみです。