このところ、雨も一休み。さほど暑くもなく、いつもの野良にゃんは、お気に入りのベンチを定位置にして昼寝を貪っています。

 

 

近づくと澄まし顔でお迎えしてくれます。平和なひとときです。

 

 

 

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もう一枚の写真は、ニャンが穴を空けた、という話ではなく・・


 

 

先週、自室のベッドの位置を窓際にずらし、プチ模様替えをしました。室内を広く使えるようになったのは良かったのですが、障子戸に手足が届く位置になりました。さっそく、寝返りで手が当たって小穴が、さらには、足で見事に突き破って大穴が空きました。


 

子供の頃、母親といろんな形に切った障子紙で継ぎ張りをしたことを思い出しながら、ひとまず応急措置しました。まあ自分の部屋だしこれで良いか。全面張り替えは年末の大掃除の時に。

 


さらにベッドの脇にちょうど良い高さの板を立てました。
いずれ障子の桟で怪我でもしかねないので。(ショージサンがショージのサンで。ザブトン一枚??)

 

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「季刊ムラマツ」(フルートメーカー、ムラマツの会員誌)に、先月から「楽譜編集者の目」という記事を、作曲家の堀内貴晃さんが書いておられます。
これが大変に面白く、昨日最新号が届いてむさぼるように読みました。今号は、「楽譜浄書と印刷の歴史」。

 

 

記載されていた動画2本も、とても興味深く観ました。14世紀のネウマ譜の頃、音符の形の活字を組み合わせての印刷。これは大変な作業です。

 

 

 

楽譜の印刷には様々な技術が使われてきましたが、つい最近まで、プロの技で銅版を削り出していたのです。刻版浄書の素晴らしい技術と、そこに費やされる気の遠くなるような時間とエネルギー。

 

 

 

楽譜はそのように印刷されているのだということは、これまでも本の知識では知っていたつもりでしたが、こうして写真や動画で見るとやはりリアルに理解できます。想像力の限界、百聞は一見に如かず。

 

これを読み動画を見ると、楽譜を読む時の姿勢も変わります。

作曲者に対してはもちろんのこと、浄書や印刷出版に関わる人たちに対する敬意と感謝を忘れずに、楽譜と向かい合いたいと思います。