大学院を無事に卒業し、新年度が始まるのを待つばかりです。
卒業するということで、卒業旅行のつもりでいくつかの土地を訪れました。
海外が2か所、ハワイとフランスです。
ハワイはもとから知っている場所だし、言葉もだいたいわかる場所。
フランスは一度行ったことあるとはいえ、ほとんど知らない場所。
今日は「言葉」という観点から少し考えてみたいと思います。
海外に出ると当然日本語は通じない。
そこで多くの人が思いつくのが英語。
だから英語を知っていれば海外旅行が楽しくなる。
これは当然の考え方で、僕も同じように考えていました。
今まで行ったことのある国は、英語が通じる場所が多く、あわよくば日本語も通じちゃうところばかりでした。
ハワイなんかは英語が母国語なので(ハワイ語が母国語の人もいる)困ることはありませんでした。
むしろ日本語と英語という言葉の選択肢があり、そういう意味でもコミュニケーションに困ることはありませんでした。
(めっちゃくちゃ訛ってる人との会話は除きます)
僕が体験したのはフランスでのコミュニケーション
明らかに東洋人の僕がいても「Bonjour」から始める。
なんかしてあげると「Merci」で返す。
日本人的思考だと、外国人がいたら英語で話す。
ならフランス人も日本人がいたら英語で話すかと言ったらそうではないんですね。
色々なところを通りましたが、英語が通じるのはホテルや駅とか名所のような観光客が来るところくらい。
要はハワイで日本語が通じる場所+αくらいということです。
では、言葉が共有できない場所では色々なヒントをもらいました。
例えば、ジェスチャーやfacial expressionの重要性。
この人は何か言ってるな。この人はこんなことを言ってるのかな。という推測がコミュニケーションを作り出しました。
でも、僕がもっと重要だと感じたのは「つたない英語」です。
お互いに英語を母国語として持っていない
しかしながら少しなら英語を知っている同士。
よく「英語できない」というフレーズを日本人の会話から耳にすることがあります。
でも、知っている英語を使ってコミュニケーションを取ろうとする態度、これが本当に大事だなと感じました。
大げさに言うと1~10まで知ってれば、海外旅行が10倍は楽しめると思うっていうくらい限られた英語で伝えようとすることが大切だと思いました。
楽しめるチャンスを黙って見逃してしまうなら、今までに知った英語を知ってる限り発揮してみてください。
それが初心者レベルでも恥ずかしくありません。
英語の発音が下手でもいいです。聞き返してくれます。相手も下手かもしれないですし。
コミュニケーションを取ろうとする態度を相手に見せ付けるだけで、楽しみが何十倍にも何百倍にも増えると思います。
相手もコミュニケーションを取ろうとする態度を見せ付けてきます。
自信を持ってください。
僕はあと数日で英語の先生になりますが、生徒たちが近い将来に何らかの形で「英語が役に立った」と実感してもらえるように頑張っていきたいと思います。