3Dテレビは不発に終わった。当たり前だと思う。
画面が飛び出しても子供のアニメじゃあるまいし、誰もうれしくない。
立体テレビと言う事であれば、アイドルのスカートを下から覗いたらパンツが見えると言う事でなければ立体テレビとはいえないだろう(見えたからといって売れるかどうかは分らないが、あくまでも飛び出すだけでは立体などとは言えないという意味w)。ただ画面が飛び出すだけに高い金を払う物好きは少ないと普通は考える。
しかし、日本の電機メーカーは本気で地デジのあとは3Dテレビが売れると考えていたようだ。
高い給料貰って本社でマーケティングしている連中は何をやっているのかと言いたい。量販店の売り場の担当者でさえ3Dテレビは売れないと思うと口をそろえていっていた。
本気でマーケティングしたいなら、量販店の店頭に立たせるべきだ。
その次は4Kテレビだそうだ。フルハイビジョンの4倍の画素数でリアルな画像が楽しめるのが売りだ。
これもおやじは売れないと思う。
高い金を出してリアルな映像を望む消費者がそんなにいるとは思えない。
多くの家庭では地デジ化にあわせてテレビを買っていると思う。地デジになって通常放送がハイビジョンになった。映像はアナログ放送に比べて格段に綺麗になった。
4Kが綺麗だなんてことは実際に体験しないと分らない。ハイビジョンでも綺麗なんだから今の映像に不満がある人は少ないだろう。そんな人たちがわざわざ4Kテレビを体験しに出かけていくとは思えない。
しばらくはテレビは買わなくてもいいと考えているはずだ。
それに、高い金を出して4Kテレビを買って何を観ると言うのだろうか。
お笑いがひな壇で適当なこと言ってる映像を4Kで見ても何の意味も無いだろう。
演技以前のようなジ〇〇タレの演技を4Kでみたい視聴者がいるだろうか。
4Kで観るべきソフトが無いのも売れないと思う理由なのだ。
日本のメーカーのマーケティング部門は総入れ替えが望ましいんじゃないか。
マニアックなスペックだけを追い求めるのじゃなく、使うのは人間でそれもスペックなんかは全く気にしない人たちが大半を占めるんだと言う事をわかっていないと思う。
「多機能・高機能=みんなが求めるもの」では無いんだという事がが分っていない気がする。
多機能・高機能より直感で使える使いやすさだよ。
地デジテレビになってから、BSに迷い込んで出られなくなってる人たちが結構いる(テレビショッピング業界ではうれしい事だと思うけど)と言う事を考えた方が良いと思う。