保護施設で少し落ち着いたのもつかの間、さっそく新しく三人で住むアパートを探さなければなりません。
ここでは、3週間以内に新しく住む地域を決めてアパートを探し、契約をして引っ越しをしなければなりませんでした。
なにより私が一番焦ったのは、私が1日でも早く住む所を決めなければ、子供達が学校に通えないという事です。
それにしても物件探しをした事が一度もない私。
そんな私にとって地域・物件探しはとても大変な作業でした。
まず地域決めはとても悩みましたが、あの男の土地勘が無い所でなければいけないのでそれを前提に探しました。
でも地域を決めるといっても、行った事も見た事もない地域を決めなければならないのがとても大変でした。
とても悩みましたが、ソーシャルワーカーの方から頂いた資料の中に、前に住んでいた所のように男女共同参画センターなどのDV相談センターが役所に入っている一覧の中から地域をしぼって決める事にしました。
(引っ越しした後も相談などがしやすい為)
地域が決まった後は、アパートを探すにあたっての最低限の条件を自分の薄っぺらい知識の中で一生懸命考えました。
この先は生活保護をして頂ける事になったので、アパートを選ぶには地域によっての上限金額があり、その上限金額以内で探すことになります。
なかなかその中で見つける事は大変でしたが、何件かの候補を見つける事が出来ました。
後日、住みたい地域を住宅ソーシャルワーカーの方に伝えました。
よくよく話を聞くと、生活保護・シングルマザーなどの条件がある家族は嫌がって断ってくる不動産業者が多いそうです。
なので、そのワーカーさんは、私達のような事情を持っている人に親切にして下さる不動産屋さんを紹介してくれました。
後日、ワーカーさんと子供達と一緒に、不動産屋さんから勧められた何件かの物件を見せてもらいました。
私が色々調べた物件は無駄になってしまったかなと思っていたら、その何件かの物件の中に私が調べた所が偶然1件だけ入っていました。
何件見てもあまりピンと来ない感じで、一番最後に自分が調べたのと同じ物件へ。
その物件が本当にビックリするくらい気に入って、その場で即決しました。
ついにアパート決定です!!