新しい施設に来て数日が経ち、移動続きの疲れが少しだけ無くなった頃。
子供達に今の現状とこの先の事を話さなければならないと思い、意を決して話しました。
○もう前に住んでいた家には二度と戻れないという事。
○今まで通っていた学校にはもう通えなくなり転校するという事。
○お友達にさよならを言えない事。連絡も取れない事。
○新しく住む所が決まってそこに住むまで学校には通えない事。
○前のような大きなお家じゃなくて、アパートに住むという事。
特に1年生になったばかりの娘は現状が全く理解出来ていないと思うので、二人にわかりやすいようにゆっくり丁寧に話しました。
家を出るのを決めたのもそれを実行したのも、いくら子供達を守るためとはいえ親である私が勝手にした事であって、子供達の考える時間や意思はそこには全く無かった。
なので、正直にどう思っているのかをキチンと聞いておかなければと思いました。
本当にごめんねと心の中で何回も叫びながら。
子供達は真剣な顔でだまって私の話を聞いていました。
泣かれるかな?嫌だって言われるかな?と色々覚悟して返事をまっていました。
そしてその返事は・・・
息子
「やったーーーー!!!もうお父さんと一緒に暮らさなくていいんだよね!?あの学校に行けなくなる事と友達と会えなくなる事は本当に残念だけど、あのお父さんと暮らす方が地獄だから嫌だよ!もう2度と顔も見たくない!お母さん、ありがとう!!」
娘
「もうお友達には会えないの?・・・ちょっと寂しいけどわかった。お父さんにはもう絶対に会いたくないし、お母さんとお兄ちゃんと3人でくらせる方が凄く嬉しいから大丈夫だよ!もう嫌な思いしなくてすむんだね!お母さんさえいてくれればそれで良いよ!良かった!!」
そう言ってくれました。
子供達はちゃんと前を向こうとしてくれている。
この先どんな環境になるのかも全くわからないけれど、どんな環境になっても子供達の笑顔を消してしまわないようにしたい。
心からそう思いました。