月曜日になり、朝一で市役所に向いました。
役所に着くと、友人のKさんはじめ下の子の幼稚園の仲の良かったママ友達4人が集まってくれていました。
暫く会えなくなるので、市役所に行く事を知っていたKさんが皆に声をかけてくれた様です。
全く時間が無くて、皆とは少ししか話す事が出来ませんでした。でも、集まってくれたことがとても嬉しくて胸がいっぱいになりました。
手続きですぐ別室に行く事になり、皆にお別れをしてその場を去る時は本当に辛かったです。
私がその場からいなくなった時、役所のロビーにいたママ友達は人目をはばからず皆で泣いてしまって物凄く目立っていたそうです。
集まって顔を見せてくれた皆、本当にありがとう。
その後、DVシェルターに入る準備の為 その日起こった事を一から説明をして、このままシェルターに入るので荷物を取りには戻れない事、食べ物は持ち込めない事、友人から借りた携帯は没収になる事など説明を受けて色々な書類を書き込んだりしました。
私の所持金はバッグに入っていた1000円だけで家にある通帳もあの男名義の物しかなかった(パート代もあの男の口座に入金されていた)ので、生活保護の申請をしたりして時間はどんどんと過ぎて行きました。
その間、子供達は別室に居て役所の方が一緒に楽しく遊んでくれていました。
すでに夕方になり、無事に手続きが完了かとおもいきや、突然役所の方が慌てて現れて、信じられない報告が。
シェルター側からの連絡で、
「DVシェルターは女性が入る施設で、10歳の息子は第2成長期になるので息子だけ別々でないと入所出来ない」と・・・。
シェルターに入った後、新しく住むアパートを決めたりしなければならないので早くても一ヶ月はかかります。
その間、息子だけ別の施設でなんて絶対に無理です。
私が念のため、ビジネスホテルからシェルターに直接電話をして子供達の年齢を言って入れるかどうか確認した時は入れますと言われたのに・・・。
私は頭が真っ白になって涙があふれてきました。
ここまできて、シェルターには入れないなんて想像もしていなかった事が起こるなんて。
こんな精神状態の息子を一人だけ別の場所にいかせるなんて絶対に出来るはずがありません。私はそれなら危険でもシェルターには入らないと言いました。
この役所の方達はとても親身になってくれていて、シェルター側から夕方になってのこの返答に全く納得いかない様子でした。その後、私達の為に一生懸命他の方法を探してくれました。
結局、完全なシェルターではないので多少危険はあるけれど、保護施設があるという事で、役所の方々が夕方の無理な時間から必死になって入れるようにお願いして下さり、私たち三人は一緒にその保護施設に入る事になりました。
ここの役所の方々はその後も色々良くしてくださって、本当に感謝しています。