息子のODの症状が少しずつ回復してきて、朝はまだ起き上がれないのでお昼近くから学校に遅れて行って1時間だけ授業を受けて帰ったりし始めた頃、間の悪いことに息子のクラスは学級崩壊してしまっていました![]()
いじめられたりとか、そういう事は無かったのでそれだけは良かったですが、クラスの雰囲気はとても悪く、それでなくても学校に慣れてもいないし凄まじく緊張している息子にとっては地獄のようなクラス状態でした![]()
担任の先生は男性でしたが、高学年には向いていない先生で完全に生徒になめられてしまっていて、授業はもちろん聞いていないし皆でギャーギャー騒いで歩き回る子供までいる状態。先生に対する暴言もひどく、先生もいっぱいいっぱいで息子にまで気をまわせるほどの余裕があるわけもなく・・・。
その状態を見て、5年生の間は体調が回復しても無理に授業に出さずに保健室に行ったりしながら6年生に向けて少しでも良い状態で上がれるように、少しずつ学校に行く事を慣らしていく事を目標にしました![]()
もちろん授業に全く出ないのも今後の為良くないと思ったので、1時間だけでも授業を受けて、終わったら私が廊下で待っているという状態にしました。
そんな感じで5年生の1年間は、ほとんど学校に行っていない状態で1年を終えました![]()
学校の校長先生・教頭先生・保健室の先生はとても理解のある良い方々で、息子の事を色々気にかけて下さったので、6年生のクラス替えの事などとても配慮してくださって6年生は先生・生徒ともにとても安定した良いクラスになることが出来ました![]()
と、そんな事で喜んではいられません。
息子が学校に行く事で、私は少しでも子供の身になって同じように感じて考えなければいけないと思いました。
頑張れなんてとても言えません。
子供にとって学校に行けないという事は、親が「辛いのはわかってる」なんていう簡単なものではない、そんな次元を遥かに超えているかなりの恐怖だと思います。
●教室の入り口に入っていく時の恐怖
●入った瞬間に皆に見られる恐怖
●誰かが遠くで話していると自分の事を言われているんじゃないかという恐怖
●授業がどこで終わっていてどこから始まるのかわからない恐怖
●お友達はもうすでに出来上がっているから、輪の中に入れない恐怖
●仲良く喋る人がいない休み時間がとにかく恐怖
●たださぼっているだけと思われているんじゃないかという恐怖
●保健室に行ったり早退する時も何か言われているんじゃないかという恐怖
いくら親が大丈夫だよと言っても、大丈夫じゃないですよね・・・。
こんな事を色々考えていたら一人でどんよりしてしまいましたが、別にネガティブになる為に想像したわけではありません。
息子がこういう恐怖を乗り越えて頑張らなければならないんだという事を頭に置いていれば、少しでも息子の身になって話が出来ると思ったので楽しい状況よりもつらい状況をイメトレしてみました。
息子の体調・性格・状況を全てわかっていてそれを支えられるのは、親である私しかいないので。
という訳で、改めてサポートを頑張らねばと思った私でした![]()
いよいよ6年生スタートです![]()