偽善者やめました 第3話

しゃけ:
かよさん、ご参加ありがとう!

 

かよさん:
お邪魔しまーす。

 

マイク:
この三人で話せて嬉しいね。

 

しゃけ:
かよさんのクラブハウスのお部屋で、マイクと私は出会ったんだもんね。すべてはあの日に始まった!かよさんはあの時のこと覚えてる?

 

かよさん:
うんうん。マイクさんが点数付けていたよね(笑)

 

しゃけ:
わーーー覚えてるんだ!

 

マイク:
その話やめて(笑)

 

しゃけ:
でもまあ、その日のおかげでいろんなことが始まって。ついにインスタライブまでたどり着きました。ありがとう!かよさんは動物占いを使ったカウンセラーなんだよね?

 

かよさん:
うんうん。生年月日から占うんだけど、いろいろわかっちゃって面白いです。この三人はね、大きく分けた時は、しゃけさんが地球、マイクさんが月、私が太陽なの。基本がぜんぜん違う3人だからこそ面白い反応が起きたのかもしれない。

 

マイク:
僕は占いに全く関心がなかったんだけど、かよさんに生れてはじめて占ってもらって驚いたよ。
「なんでわかるの?」「まさにその通り」と思ったし、肯定的な分析をしてくれるから嬉しかったです。

 

しゃけ:
うん、私も占ってもらったらいろいろ諦めがついたっていうか(笑)すごく優しい気持ちになれた。ママ目線で話してくれるのも嬉しい。

 

かよさん:
私は何かモヤモヤしていて答えが欲しいな!という時にしゃけさんに頼ってるよ。

 

しゃけ:
そうなの?大抵ふざけた返事か冷たい返事しか返ってこないでしょう?

 

かよさん:
それは愛情よ。私はわかるから大丈夫(笑)ほら、よく切れるカミソリでサクッと切れた時ってそんなに痛くなくないってあるじゃない?

マイク:
かよさん、うまい!しゃけはぶった切るからねー。

しゃけ:
あはは。「よくそんなこと言えるよね」と言われることを平気で言っちゃうから、かなり鋭い刃であることは自覚しております。もうちょっと手加減を覚えよう。

マイク:
僕も皮一枚で繋がって復活したけど、かなり深いところまで切られました。

しゃけ:
はい。では、偽善者についてちょっと語りましょう。偽善を考える前にね、「善」とは「悪」とは何か?ということを考えます。人生において「良いこと」とはなんですか?

マイク:
善・・・ねえ。「自分のやりたいことをやったら人のためにもなった」が良いことかな。

しゃけ:
うん、確かに。自分を犠牲にして人のためになったは、善じゃない?

ゴミ拾うことはいいことじゃない?だけど、拾いたいから拾った、それでみんなも喜んだ。だと善よね。

ゴミ拾いたくないけど、拾ったら褒められるとか、拾わなかったら後ろ指さされるから拾った。みんなは喜んだ。だと偽善?

ただ、「ゴミを拾って褒められること」がその人の「やりたいこと」ならやりたいことしてみんなが喜んだのなら善なのかも。

マイク:
うーん、とにかく善には相手がいると思う。自分が自分のためにやることは善と呼ぶ?

しゃけ:
自分にとっての善が相手の善とは限らないしね。ドラマ「ビリオンズ」のチャックとボビーの対決を見ていても、どちらが善でどちらが悪なのかわからなくなるのよね。

マイク:
どちらも悪かな。昨日のホコリの話じゃないけど、誰しも悪い部分があって当たり前なんだよね?

しゃけ:
人間だもの。どちらがよりずる賢いか?っていう戦いに見えてきた。そして、愛すら感じるんだよね、あそこまで憎しみ合っているのは相当お互い好きだからじゃないか?と。

マイク:
しゃけの鋭い刃も愛情ゆえ、ということで。(笑)

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