まもってあげる | 蒼空日記

蒼空日記

しあわせダイアリー


娘の通う幼稚園ては、たくさん山登りをして体力づくりをします。

先日先生が、今回は崖のような場所へ行ったと言っていたのを思い出し、娘にその時の様子を聞くと、とても楽しかったとの事でした。

わたし、その、崖とやらがどんな場所だか無性に知りたくなりました。

娘の口からは、お尻で滑るのがとにかく楽しかったというワクワクさせるフレーズばかりです。

ワクワクし過ぎて、ソリを持参するか迷いましたが、
…いったん落ち着きます。
今回は様子を見る事にしました。




娘といざ出発です。
かなり急なデコボコ道を登ります。


幼稚園児にできる事が、
わたしにできない訳ない。

そんな事一瞬でも考えたほんの数分前の自分に飛び蹴りしたくなりました。

娘、ずんずん登る。

さすがだと思いました。
わたしの知らないうちに、足腰、そして気持ちが強くなっていた事が嬉しかったです。

母、ついてくのがやっとです。

月明かりが景色を幻想的に変えます。
とても美しい。
どんどん小さくなる家の灯りや車のライト。
一番星、一緒に見つけました。



お尻で滑り降りたという場所に着きました。
急斜面。
落ちる、という表現の方がいい。
わたしが挑めば軽く事故です。
ソリなど、意味を持たないのでしょう。


『ししししえさんよ…本当にここを尻で滑ったの?』

『うん!』

服汚れてもいい?なんて言いながら何のためらいもなく滑り降りる娘。

すごいや…

こういう野生的な遊び、苦手だったのに。


肝の座った娘の姿にまた嬉しくなり、
切れた息は興奮でなかなか落ち着きませんでした。


薄暗いので長居はせずに下山です。
わたし、下るのがとても苦手です。
ギャーギャー言いながら進んでいると
前を行く娘が振り返りわたしの手を握りました。

『おかあさん、しえが守ってあげるからね。大丈夫だよ。』

かなりの時間がかかりましたが、
一度も手を離しませんでした。
ギュッて。
『お母さん大丈夫?』
『石に気をつけて!』
なんて、喋り通し。
わたしの事ばかり心配しながら歩く娘。


何が嬉しいって、

娘がこうして、自分が疲れていても、そばにいる人間の心配ができた事。
思いやりの気持ちが生まれた事。


本当に、嬉しかったです。


そんな愛しい娘に手を引かれ、
無事に下山すると、
膝が大爆笑でした。




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