カメとホタル | 蒼空日記

蒼空日記

しあわせダイアリー





与えられた、
限られた、
短すぎる時間の中、
出会えたことが嬉しくて。
幸せで、

失いたくなかった。
共にしたかった。


壊れた。

誰の為に祈るのか。
呪文の様な「愛してる」は、
君へ向けた叫びだったのか。

この身を捧げるとは所詮限界を知った上での発言で。
色とりどりの涙で覆えば、
本当の表情さえ解りゃしない。
慰め草は装飾で、
鏡の自分からは目をそらす。

見せかけの孤独が染み付いて、
複雑に絡ませて、
抜け出せなくなる頃に消えてった。

ただただ許しを乞う。

君の視線の先にあった景色が知りたくて、
君の指差す方角が知りたくて。

繰り返し。
繰り返し。
短すぎる時間の中で、
くるくる繰り返す。
君のいた時間を、
その意味を問う。


幼い頃、毎日ベランダから見ていた夕陽は、決まった時間にたくさんのビルや家を茜に染めた。
こんな風に、いつかは誰もが
当たり前に照らされて輝くと
信じて疑わなかった。

君は、君自身の明日を闇に覆われても、過ちを背負い彷徨うわたしの光輝く道標となった。

時間がこの陽ごと飲み込む前に、
わたしの影が消える前に、
手にしたいものは
君の微笑みだけなんだよ。
さいごに君が見た場所へ、
辿り着く瞬間だけなんだよ。












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