お母さん | 蒼空日記

蒼空日記

しあわせダイアリー





夢をみはじめる瞬間に、
「おかえり」の声が聞こえて、蘇る風景。
戻りたい。
戻れないから愛しい。
どうしようもなく切なさに襲われる。

寝ぼけ眼で電話をとる。
ちょうど今夢であなたの声を聞いた。
あたりまえにあなたがいた風景の中にいた。

いつもの電話越しの声に引き戻される。

仕事の合間のわずかな時間で、趣味の旅に出かけるという。
自分の時間を謳歌する姿を見る
ととても嬉しい。
あなたの苦労をみていながら、
あなたの望むような大人になれなかった。

ごめんね。


あなたの手の中にあるはずの、
あなたの時間のほとんどは、
子供達に捧げたものだった。
働きづめだった。






行ってらっしゃい。
素敵な、素敵な時間になりますように。


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