麻酔現実が波に消えたり。現実が君の体温と混ざり合ったり。色とりどりに溢れすぎて、悲鳴をあげるものたちに、しぼりだす灰色が混ざり合って消えたり。部分麻酔で苦しみを忘れた私は、はっきりとした意識で感覚を失くしたその部分に触れる。まだ足りない。もっとほしい。もっともっとほしい。欲のままに欲で覆い欲に支配され満たされるほど、あやふやで辿り着かない。欲しいのは、麻酔の効かない自分。欲しいのは、心の豊さだけなのです。それだけなのです。