繋ぐ手が、日に日に大きくなり、しっかり握り合えるようになると、嬉しさや頼もしさと同時に、どうしようも無く寂しさもこみ上げます。
ずっと、自分の手の中にある存在と錯覚している小さな我が子は、きっとものすごいスピードで成長してく。
解り切った現実を受け入れるまで、気持ちが追いつかない。
自分の幼かった日を思い出します。
わたしは、母親ののばす手を取らなかった瞬間を覚えています。
手を繋がなくなったとき、母親はどう感じてたんだろう。
そんなことをよく考えてしまいます。
とても切ないです。
伝えよう。
スピードに負けないように、ありったけの愛情を。
明日から新しい幼稚園です。
幼稚園の準備は縫い物が多く、不器用なわたしは、名札ひとつもてんてこまい。
『へんてこでごめんねぇ』
って渡したら、
『おかーさん、すごくじょうずじゃん!!へんてこなわけないじゃん!!』
なんて、鼻ふくらませてヨダレたらしながら必死にフォローしてくれるシエ。
そんな優しさだけは、ずっとずっと、持ち続けてほしい…
おかーさんの願いです。
あなたに負けないように、おかーさんもまだまだ成長できるように頑張らなきゃ。
おかーさん、手を、差し出してるから。
あなたがいつでも握れるように。
