金メダル2個を獲得。金メダルラッシュだ。
連日 日本女性陣の快挙は素晴らしい限りだ。
ただ、その一方で女子レスリング界において
カレリンのような絶対王者だった吉田選手がついに敗れた。、
改めて勝負に絶対がない事、そして勝ち続けることの難しさを
感じた試合でもあった。
絶対王者も肉体的ピークを過ぎ、衰えていく一方、長年ライバルたちに
研究し尽くされていくという、伸び盛りの若手の台頭、時間が経過すればするほど不利になっていく
状況の中で五輪4連覇に挑戦した吉田選手。
そんな不利の中でも決勝進出してしまう。
それだけでもすごい。
決勝は、幾度か吉田選手に苦杯し、涙を流してきたアメリカの若手選手の台頭の
前に僅差の1-4と判定。
重圧の中、自分の勝負への想いのみならず、
日本代表選手団の主将と言う強い責任感もあったのだろう。
涙が止まらない。
見ているこちらももらい泣き。
でもすごい不利の状況の中でもここまで勝ち上がった吉田選手。
敗れたとはいえ、その戦いぶりは美しい。
そして彼女を見てきた後輩たちが、金メダリストとして輝いている。
彼女が女子レスリング界にもたらした功績はあまりにも大きい。
堂々と日本に帰国してもらいたい。
今日も川井選手がすべての試合で安定した強さを見せ、金メダルを
獲得した。
タックルが早く、攻め続け、見ていて面白い。
川井選手 強かった。
金メダルおめでとう!
そしてもう一つの歓喜はバドミントン 女子ダブルス。
高橋・松友ペアがついに五輪の頂点に立った。
デンマークのペアを破り、日本バドミントン界 悲願の金メダルをもたらした。
金メダル獲得 おめでとう!
これまで女子ダブルスでは中国・韓国しか金メダルがなかったが、日本が
ついに牙城を崩してトップに上り詰めた。
普段見ない競技を、この五輪で しかも最高の勝負を見られて
改めて五輪って素晴らしいなと思う。
デンマークのペアは世界ランク6位。
最近では5連勝中なんていう報道があったもんだから、気楽な感じで見始めたが、
そんな簡単なもんじゃないことは、始まってすぐ理解した。
五輪と言う特別な舞台。
世界ランキング1位という高橋松友ペア。
トップに立てばライバルたちに研究されている訳であるから当然思った通りに試合が運ばない。
デンマークペアの気迫も素晴らしく、押し気味。
日本が1セットを先取されと、この試合 ヤバいかもって素人ながらにも感じた。
でも2試合目は簡単にセットを取り返したので安堵。
最終の第3セットは一気になんて素人的には思ったけど、やはり簡単じゃなかった。
相手も金メダル目指して必死。
シーソーのように競り合って16-16 見ているこちらが重苦しいと感じる。
もうここからは過去の戦績など何の意味ももたない。
技術の勝負と言うより、精神の勝負になってしまった感じがして
改めて嫌な雰囲気を感じた。
そしてデンマークが勝負面で優位に立ち、一気に3点連取し16-19。
負けたと思った。
でも昨日のレスリングのように、この高橋松友ペア 諦めず、ここから攻めまくる。
左右に振って猛攻をしかけ、執念で追いつき、そして一気に逆転。
気が付けば怒涛の5点連取でデンマークペアに渡りかけていた金メダルを
奪い返した。
この5点は伝説ものだ。
高校の先輩後輩の長い付き合い。見事な阿吽の呼吸。
素晴らしいペア。
素人の小生が見てもわかる。
いや~この勝負実に凄かった。
見れて良かったと思う。
体操個人総合の内村選手。 女子レスリングの伊調、登坂、土性選手 そして今回の高橋松友ペア。
更には金メダルこそならなかったものの、テニス錦織選手のモンフィス戦、卓球団体決勝で見せた
水谷選手の許キン戦。
全て終了間際の大逆転の試合。今回の五輪見てて思うんだけど、
日本人もメンタル強くなったなと思う。
メンタルトレーニングの成果かな。勿論個人の強さもあるだろうが。
そして単なる幸運ではなく、その一瞬のチャンスをものにする猛練習があったからこそ出来ることなんだろうな。
努力に裏打ちされた技術と、大舞台で動じないメンタル。
東京五輪が楽しみだ。
さてさてメダル数は・・・・
(メダル目標 JOC)
金14 総メダル数30以上
(ロンドン五輪実績)
金7 総メダル数38
(現時点でのメダル数)
金12 総メダル数36
現時点で金こそ目標に及んでいないが、全開のロンドン実績を大幅に超え、総メダル数も
目標は達成。ロンドンの記録更新まであと2つに迫っている。
東京五輪を睨んだ強化策は競技にもよろうが、現時点では実を結んできているのではないだろうか。
今夜のレスリング男子やシンクロ、陸上、新体操などの頑張りに期待したい。
頑張れ 日本!