本日、熊谷で関東大学ラグビー1部2部入替戦が行われた。
法政も4年前だったか入替戦にまわり、当時2部だった山梨学院と対戦して、
何とか勝ち、1部に踏みとどまった。
あの時、観ている小生でも何とも言えない緊迫感ある雰囲気を味わったのを覚えている。
実に心臓に悪い雰囲気だった。
1部のチームとしては「絶対負けられない」と言うすがる様な思いにも似た守りの立場。
一方、2部から挑むチームは、失うものはなく、ただ勝つのみという攻めの立場。
当事者となるスタッフやファンはどちらにしてもたまらない緊張感ある試合であるが、
観ている側からすれば意地がぶつかり合う面白い試合だと思う。
そしてその入替戦に、リーグ戦7位の日大と8位の立正が臨んだ。
相手は2部を圧倒的な強さで勝ちあがった拓殖が立正と。
一方12年ぶりに1部復帰に燃える専修が日大と激突した。
そして結果を見ると・・・
●日大24-30○専修
●立正29-34○拓殖
何と、2部組が両方勝利!!
そして日大と立正が2部へ陥落だ。
専修大、拓殖大 1部昇格おめでとう!!
まずは、専修大。
かつての強豪で法政の良きライバルだった専修も
2部に陥落してもう12年も経ってたんですな。
一度2部に落ちるとなかなか再昇格は難しいといわれているが、
まさにその通りですな。
そして今回のチャンス。
拓殖にも大差で負けているので、1部昇格にはまだ厳しいかなと思っていたが、
日大に競り勝ち見事12年ぶりの1部昇格を決めた。
お見事。
来季法政にとっては再びライバルとなる。
このカードは楽しみだ。
一方、昨年は法政も敗れ、今季も大苦戦した日大が、
よもやの2部陥落。
こちらも法政にとって長年のライバル。2部陥落はさびしいですな。
そしてもう1試合の勝者拓殖。
昨年の悔しい降格から、わずか1年で復帰を果たしたのは立派だ。
リベンジを期して、今季厳しい練習したんでしょうな。
2部では圧倒的な強さで勝ち上がり、そのまま立正を撃破。
見事一部復帰を果たした。
法政にとってはまた厄介な相手が戻ってきましたな。
来年は八王子ダービーが復活だ。
一方、立正は再び降格だ。
立正とは近年よく練習試合や合宿での試合を見ていたので、
こちらも寂しさを感じる。
今季のリーグ戦。
ジャンケンのように、戦国状態のような感じだった。
そして陥落する日大も立正も成績はともかく、
内容的にはすべて惨敗だったわけではなかった。
入替戦というプレッシャーがプレーを固くしたかもしれないが、
むしろ勝った拓殖や専修をほめるべきか。
それだけ力を持ったチームということなんでしょうな。
来季は拓殖、専修を交えたリーグ戦になる。
今季3位だった法政は、早いうちに対戦すると思われる相手だ。
確実に叩いて、来季久々のリーグ戦優勝を果たすための
足掛かりとしたい。
一方、2部に陥落した日大や立正は再昇格目指して頑張ってほしい。
個人的には、関東学院にも上がってきてほしいんだけどな・・・。
来季の2部の争いも熾烈になりそうだ。
明日から大学選手権が始まる。
よってまだ来季を眺めるには早すぎる感じだが、
来季のリーグ戦も面白くなりそうな顔ぶれで今から楽しみだ。
法政の躍進に期待する。
頑張れ 法政!!