ゆう坊 天国へ | 夢の続き・・・

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法政ラグビー、映画、旅行、史跡めぐり、食べ歩き、犬、自然、世の中の出来事などを気の向くままつぶやこうかな。

2013年 10月3日木曜日 未明 



愛犬ゆうは、静かに息を引き取った。

17歳 よく頑張って生きてくれたと思う。

歩くことが好きで、田舎の特権である山に川に駆けまわった。



愛犬との永遠の別れ。実は何年も前から覚悟はしていた。
そうなった時、少しでも辛くないようにガードを作ってきた。


でもいざその時が訪れると、そのガードは全く脆くて、いとも簡単に崩れ去り、


例えようもない悲しさが容赦なく襲う。

17年のゆう坊との思い出が走馬灯のように駆け巡り、強烈な心の痛みを伴う。

ノーガードだ。涙が止まらない。

たかが犬と言うことなかれ。 小生にはもはや家族なのだから・・・。

(ゆう)

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2年前の夏 お腹に水がたまる病気になり、一時はもうダメかと思った。

瀕死の状態から奇跡的に復活し、2年も頑張ってくれた。

中型犬の寿命が平均14歳ということを考えれば、人間でいうと10年ちょっとは頑張ってくれたことになる。

しかし、あれから2年。考えないようにしていたが確実に老化は進んでいた。




今年5月末 突然 よろめき、後ろ足が動かない状態に陥った。

歩けない。

歩く、飛び回る、泳ぐ、好奇心のまま探検する・・・遊びの申し子のようなゆう坊にとって、あまりにも残酷な老い方だった。


6月 もうダメかと思ったが、獣医の治療と、ゆう坊の頑張りで再び立つことが出来た。


ただ、これまで毎日5km以上歩いていたが、1/10程度しか歩けなくなってしまった。

人間でいうとボケも始まったようで、反応が鈍く、食も日に日に落ちて行った。


7月 小康状態。暑さが気がかり。

8月 暑さの影響もあったかもしれない。

ゆう坊の食欲はめっきり落ち、寝ている状態が多くなった。

外に出ても、体がだるいのかあまり動けない。でも本能なのか歩きたがる。

再び不安が募る。



9月上旬 


さらに状況は悪化する。

自分から食べようとしない。益々体力は落ち、足の踏ん張りがきかず、次第に自力で食べる、飲むが困難になる。


9月中旬

獣医さんより、注射シリンジを頂き、強制的に飲食させる。

嫌がりながらもなんとか食し、9月中旬 再び自力で立ち上がれるようになる。

今思えば、蝋燭の最後の燈し火だったのかな。

残暑が去って、もう少し涼しくなれば楽になる。そう信じたいと思っていた。

すがる様な想いになる。



9月下旬 再び容体悪化。

強制的な食事も嫌がり、鳴いて拒否する。

もはや水分しか与えることが出来ない。

まずい・・・。

遊びの申し子 ゆう坊は、歩こうとする本能だけが支配している感じ。

気分転換に、抱き上げて外に連れて行き、わずかのスペースで歩かせる。



10月2日 5:00 


もう立ち上がれない。それでも小生の顔を見て

外に行きたいように、床をはって近づいてくる。

抱きかかえ、いつもの家の外まで連れて行き、硬直した後ろ足をマッサージしてあげる。

すると奇跡のように再び立てた。

よろめきながらも少し歩いた。見ていて忍びなくて、少ししてすぐに抱き抱え、マッサージをし、日の出を見せてあげた。

これがゆうぼうとの最後に見た外の景色、そして散歩になってしまった。

ただ、その時小生は、最後という自覚はなく、まだ何度もゆう坊と出かけるつもりでいた。



10月2日 19:30 


仕事から帰宅し、ゆう坊をみると、寝床で横になって寝ていた(ゆう坊は室内犬)。

目をあけて、1点を見つめていた。

水を含ませると、少し飲んだ。

呼吸は落ち着いている。苦しそうな感じはない。

まだ大丈夫そうだな。


10月2日 21:30 

ゆう坊はまだ寝ずに起きていた。食事は出来ないが、水は飲んだ。

呼吸は落ち着いている。

ただ、目にいっぱい涙が溜まっていた。

無念なのかな? 見ていて忍びない。

ゆう坊におやすみを言う。



10月3日 未明 
うっかり寝てしまった間に、ゆう坊は静かに逝ってしまった。


苦しむことなく眠るように。

看取れなかった。これがつらい。

今思うと、前日21:30頃のゆう坊の涙は、ゆう坊が伝えた最後の別れの涙だったのかもしれない。

そう思うと、楽観視して看取れなかったという大失態を悔やまずにはいられない。ゆう坊は生まれてきて本当に良かったと思ってくれるだろうか?

10月3日 14:00

お寺にてゆう坊火葬。あまりにも早すぎる永遠の別れだった。

もう少し家においておきたかった。が、それはしなかった。

ゆう坊には1歳の時に産んだ子供がいた。リカという名前の子供だ。

しかしリカが7歳の時、交通事故で亡くしてしまった。

その罪滅ぼしではないが、リカの傍に早く送ってあげたいというのが家族の意見だったからだ。


(左 ゆうの子供のリカ。ゆうが愛情いっぱいに耳をなめっている)
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10月4日 21:00 


遊びの申し子だったゆう坊は、今 目の前の小さな壺の中にいる。

リカと天国で会えたかな? 昔みたいにじゃれ合って遊んでいてほしいな。

そう願わずにはいられない。

悲しくて、寂しくて、苦しくて仕方ないが、17年もの間 癒しをくれたことに感謝でいっぱいだ。

ゆう ありがとう。


自宅裏庭に作ったリカのお墓に納骨する予定。これで親子で眠るお墓になる。

ゆうとリカ 一生忘れない。安らかに。

今回は100% 自己満足でのブログ。

おまけに暗い話でご容赦下さい。