優勝候補筆頭の東海は、やはり強かった。
悔しいけど、相手が上。
流通経済より強い感じがする。
試合結果は以下の通り。
(結果)
法政 東海
前半 3 13
後半 15 26
合計 18 39
法政 完敗
(得点)
前半:猪村PG
後半:猪村PG⇒森谷T(G〇)⇒岡本T(G×)
(前半)
①~⑧まで全員が100kgを超す東海FW。
開始早々、そのサイズが示す通り、大きく重いFWが襲いかかってきた。
スクラム、モール、個々の接点で圧倒され、法政は防戦一方の展開。
しかし、ここ2年の法政との違いは組織ディフェンスだ。
このディフェンスで総崩れを防ぎ、
猪村選手のキックがピンチを何度も救った。
23分:ここまで法政は懸命に防ぎ、東海にもイラ立ちが見えたが、
ついに左サイドを崩されトライされる。
東海は、FWもだが、BKもスピードがあって素晴らしい。
法政0-5東海
(西内選手 体を張ったプレーは素晴らしい)
35分:法政の反則からPGを決められ、
法政0-8東海
38分:法政の不用意なパスをインターセプトされ、40mほど走られトライを奪われる。
ここまで懸命にディフェンスしてきたが、これは余計な失点だった。
東海はミスを見逃さない。
法政0-13東海
40分:これまで防戦一方で22mラインすら入れなかった法政だが、ほぼ中央のGライン間際まで
攻め込み、右展開で、東海ディフェンスを崩し絶好のトライチャンスだったが、痛恨のノッコン。
ただ、攻め方は良かった。
(法政攻める 石澤選手の突進)
ロス:終了間際相手反則から、猪村選手がPGを決めて、前半を折りかえす。
前半法政3-13東海で折り返す。
よくこの点差で凌いだと思う。
敵陣22mラインに一度しか入れない。
ディフェンスは素晴らしかったが、やはり攻めなければ勝てない。
ボクシングに例えれば、ちゃんとガードはしているが、ガードの上から
殴られまくってるて感じの前半だった。
(後半)
後半、法政が動いた。
これまで守り一辺倒から攻めに転じた感じがする。
後半球さばきの早いSH中村選手IN
そしてついにこの男を投入した。
西選手だ。
待っていた。
(西選手)
LOとしてはそれほど高くないが、高い跳躍力や豊富な運動量、強さなど予想以上だった。
A抜擢した意味が分かった気がする。
(西選手キャッチ)
7分:ほぼ中央、正面で相手反則からPGを選択。
猪村選手が45mほどのPGを決め、法政追い上げる。
法政6-13東海
15分:ここまで法政も攻めていたが、東海に左サイドを崩され反撃ムードを押し返される。
法政6-20東海
時間は定かでないが、20分ころか?このあたりで小池選手、石澤選手OUT
前島選手、宇佐美選手IN。
前島選手もついにAデビューだ。
21分:法政自陣スクラムからSHのキックがダイレクトタッチ。
東海キックで法政Gラインに迫るとモールを組む。電車道状態でもってかれトライ。
厳しくなる。法政にとっては余計な失点。東海はやはりミスを見逃さない。
法政6-27東海
26分:さらに法政陣内Gライン間際まで攻め込まれ、5mラインアウト。法政はモールを警戒
していたのか?東海はモールを組むかと思いきや、キャッチした選手がそのまま駆け込むと、
虚を突かれたのかディフェンスが遅れ、あっさりトライを奪われる。
法政6-34東海
33分:このまま一方的になるのか?
法政、やや敵陣に入ったところで、
密集から右展開。
9-12⇒15とつないで法政、初トライ!!
金選手の強さと、絶妙のラストパスは素晴らしく、森谷選手が走ってトライ。
素晴らしいトライだった。
法政13-34東海
37分:法政、西内選手、西選手らが東海陣内深くに攻め込み、総力による
法政の意地が伝わる怒涛の攻め。
最後は岡本選手がトライ。
この時間帯なので勝敗は決したが、意地が観客席にも伝わるトライだった。
法政18-34東海
(法政総力戦 西内選手の突進)
(法政トライ)
39分:法政の反撃もここまで。東海WTBに右サイドを崩されトライ。万事休す。
法政18-39東海
そしてノーサイド。
残念ながら、完敗だった。
後半勝負に出て攻めた分、返され失点も増えたが、
最後の2トライが示すように、法政の意地は観ることができた。
西選手は、豊富な運動量、強さ、高い跳躍力など素晴らしい。
いつでもスタメン行けると感じがする。
これからもっと伸びて欲しい選手だ。
全体として、東海の大型FW、強力BK相手に良く頑張ったと思う。
ただ、来年も善戦でしたでは毎年同じことの繰り返しでダメだと思う。
法政が復活するために越えなければならない相手だ。
来年どうやったら勝てるのか?
この敗戦から意識しておく必要があろう。
同じ年の選手とは思えない東海選手と体格差。
あれはウェイト、食事と言った選手各自がコツコツ積み上げた鍛錬で、
東海選手の意識の高さを感じる。
法政が彼らに勝つためにも学ぶところは多分にあると思う。
今日の敗戦を来年に繋げるようにしてほしいものだ。
最後に、残すところ拓殖、日大、中央との3戦だ。
計算が立つ楽なところは一つもない。
ただ、優勝は無理でも3位にはなってほしい。
だからこれから一つも負けられない。
このライバル3校。
横一線だろう。
法政はまだまだ伸びれるチームだ。
決して実現不可能とは思わない。
しっかり準備してまずは中央を撃破したい。
法政を信じている。
頑張れ 法政!!