前年度覇者を追い詰めた価値ある敗戦  | 夢の続き・・・

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本日、関東大学ラグビーリーグ戦 法政vs流通経済の一戦が行われた。


昨年度覇者だった強豪流通経済。この1,2戦にない大きな壁だった。


流経にどんな試合ができるか?


これまで戦った大東文化、関東学院は昨年こそ3位、4位で


これに勝ったのだからと思っていたが、試合が進むと両校、未だ勝ち星なしの泥沼3連敗。



法政は本当に強くなっているのか? 


この両校に勝っただけではわからなかった。


そういう意味で、強豪の流経は絶好の相手だった。



実力はやはり相手のほうが上。


法政が勝つにはディフェンスで接戦に持ち込む展開になればと思い観戦した。



(結果)


    法政    流経


前半 10     10

後半  6      7

合計 16     17


法政 惜敗汗



(得点)

前半:森谷(G○)⇒猪村PG  

後半:猪村PG⇒猪村PG  



試合は強風が吹く中、法政は風下。

何とか凌いでくれば、後半は風上。チャンスはある。

その為にも最少失点で押さえ、なんとしても2トライ差くらいの失点で折り返したいと思っていた。


試合開始。

蹴り上げてもボールが前に飛ばない。

流経は風を利して自陣から1発のキックで法政陣内5mラインまで迫る。

マイボールラインアウトでも怖い風だった。

しかし、無難に処理し、猪村選手のキックでピンチを脱する。


11分  法政、いつもの開始10分内でトライされる悪いパターンを克服し、

      この日も集中。これまで良くタックルで防ぎ、集中している。


      均衡を破ったのは法政。ようやく敵陣に入り22mライン手前あたりだったろうか?

      右展開。15⇒14⇒15と右サイドを切り裂き、森谷選手が綺麗なトライ。

      3戦目にして初めてとったBKでのトライ。 BKよ これで完全に目覚めよ!!!

      法政先制トライで均衡を破る。ゴール決まって

      法政7-0流経


(猪村選手 PGを決める)



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20分 先制トライを取った法政だが、やはり強風で自陣に押し込まれるも、

     ここまで 懸命なディフェンス防いできたが、流経の力攻めに屈し、トライを許す。

     G失敗。

     法政7-5流経


24分 法政、相手反則からPGを狙い、猪村選手逆風ながら見事に決める。

     法政10-5流経


26分 リードを広げたのも束の間。反則から攻め込まれ、流経は、右サイドでモールを形成すると

    ここから一気に押し込まれトライされる。Gは失敗。

    法政10-10流経

    追いつかれる。

   

    法政、追いつかれはしたものの、素早い押し上げでタックルやプレッシャーをかけ、

    これまで2戦で大活躍した流経SOや、大きな留学生に仕事をさせていない。

    スクラムでも互角。

    声もよく出ていて、気迫が伝わってくる。



    そしてなんと、同点で前半を折り返す。

    

    ディフェンスで接戦に持ち込み、風上を利して後半へ。

    試合前、リードされてを想定していただけに、大健闘。

    法政 してやったり。

    描いていた絶好の展開だった。


    後半 風上。行けるかも・・・そう思った。

(法政 モールで攻めるも押し切れず)


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(後半)


 4分 相手反則からPGを得ると、風上を利して猪村選手 見事に決めリードを広げる。

     法政13-10流経


11分 再び相手反則からPGを得ると、猪村選手決め、更にリードを広げる。

     法政16-10流経

     この得点は大きい。

     流経よ 焦るがよい・・・、そしてミスを連発して蟻地獄に嵌れば行ける!!


(法政 岡本選手突破もトライが獲れない)


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しかし、ここからが厳しい展開。

試合終了まで殆ど自陣釘づけ。

風上の利を感じさせない、流経の力強い連続攻撃に、法政後退を余儀なくされる。

やはり今の実力は流経が上。

法政は風上にありながら、最後まで22mラインに入れなかった。


ただ、試合はスコアが上のほうが勝つ。

法政、粘り強いディフェンスで最後の一線は超えさせない。

この粘り強さは、春から見れば感動ものだった。


39分 ロスタイム含めてあと2,3分。あと少し。

    法政陣内5mラインでの攻防。

    法政反則多く、なかなか前に進めない。

    流経 最後の攻撃。

    この30分間 流経はほとんど反則がない。

    これは素晴らしい。良く決めごとが守られているし、鍛え上げられている。

    

    そしてラスト2分まで追いつめていながら、最後は法政も疲れた。

    留学生に痛恨のトライ。Gも決まり。

    土壇場で逆転される。

    法政16-17流経


そして無念のノーサイド。


あと2分というところまで追いつめていながらの逆転負け。


悔しい。。。。


たとえ実力は相手が上でも、ここまで来たらと思うと無念だった。


ただ、負けは負けだが、価値ある敗戦だったと思う


法政は、強豪流経相手に狙い通りの展開に持ち込んだ。

素晴らし集中力と気迫あるディフェンスだった。

練習さえしていれば来年は必ず逆転できる可能性を感じた。


ただ、流経は焦らず泰然としていた。

精神的にも強かったと思う。


法政は風上に立ちながら、1トライもしくはもう1PG取れなかったのが痛かった。

悔しい。メチャクチャ悔しい。

ラスト2分で勝利が掌からこぼれてしまった。


しかし、その一方で春の惨敗を見て、このままでは秋は全敗するとさえ思った

記憶が蘇った。

実質納会後にスタートした新体制のもと、選手、監督、コーチ一体となって

今日、負けはしたが、ラスト2分まで追いつめた姿を見て、「よくぞここまで立て直した」と

言った感慨深いものもあった。

選手はとても悔しかったと思うが、粘り強く、よく頑張ったと思う。

また、石澤選手がフル出場。

ホープの西選手もラスト2分だが、Aで出場した。

怪我人が復活し明るい材料だ。


そしてまだまだ法政は良くなると思う。


来週は東海戦。

1週間ないので、体をケアし、課題を少しでも潰して挑んでほしい。


起こせ 番狂わせ!!


頑張れ 法政!!