ペット・セメタリー | 夢の続き・・・

夢の続き・・・

法政ラグビー、映画、旅行、史跡めぐり、食べ歩き、犬、自然、世の中の出来事などを気の向くままつぶやこうかな。

この懐かしいホラーを7,8年ぶりくらいに観た。


この映画 結構怖いし、悲しいんだよね。


1989年の作品。


夢の続き・・・


今観ても十分怖い。


内容的にはこんな感じ。

ある日、医師であるルイスは家族(妻、子2人、猫)とともにメイン州の田舎町に引っ越してきた。


しかし、そこはトラックが猛スピードで行き交う危険な所であった。。


ある日、娘がとても可愛がっている猫が車にはねられ死んでしまった。

ルイスは、娘を悲しませることに頭を悩ます。

そこに近所の怪しい爺さんが、ルイスをある場所に連れてゆく。


そこはペットの墓地。

更に奥に進んだところでここに埋めろという。

埋めて帰った翌日、死んだ猫が異臭を放ちながらも生きて帰ってきた。

そこの墓地は、死んだ者を生き返られせることができる場所だと爺さんが言う。

これは秘密ということで、それ以上広がることはなかったが、

ここから、歯車が狂い始める。


ある日、幼い息子がちょっと目を離した隙に、道路に飛び出し、

目の前で惨劇が起きてしまった。


傷心ですっかり冷静さを失ってしまったルイス。現実を受け入れられない。

そこにあの猫のことが頭をよぎる。

息子を再びあの墓地に埋める。

すると翌日息子は生き返ったが、もはやそれは息子ではなく、凶悪な悪魔になっていた。

隣の爺さん、そして妻に手をかけ、さらにルイスに襲いかかる。


皮肉にもルイスと幼子の戦いが始まる・・・。




愛する者や動物を生き返らせたいという心情は、この映画の世界だけではなく、

誰にでもあるし、経験もあろう。


だからこそ、感情移入しやすい。

あの墓地は、まさしく生と死の境界線で、それを超えて生き返らせるというのは厳然たる

タブーのこと。


しかし絶対不可能なことが可能だとしたら。

禁断の墓地には簡単に歩いて行けるのだ。

そうなると人間の弱さで止められない。


そのタブーを破った報い。

幼子は凶暴と化し、惨劇が起きる。

観ていて結構精神的に来る。

どこから襲ってくるかわからない恐怖、そして音楽が怖さを煽る。



息子の手にかかって、愛する妻も失った。

息子との戦いがとても悲しい。

そして妻を失ったことで、ルイスの頭に去来するものは・・・。



人間の弱さを突いた映画だ。

結構怖いので、今のような暑い日にいいかも。