スパイダーマン。
大好きな作品だ。
今回はキャストを一新し、新しいスパイダーマンとして帰ってきた。
2Dと3Dがあったが、3Dで観てきた。
ピーターは、8歳の時両親が失踪し、叔父夫妻もとですごす。
ある日、父の研究仲間だったコナーズ博士の研究室を訪ねたとき、
遺伝子操作の実験中の蜘蛛にかまれ、その日を境に不思議な力を得る。
蜘蛛の能力を得たのだ。
そして研究ではコナーズ博士の手伝いもし、ヒロインのグエンとの仲も急接近。
順調だった。
しかし、ある日コナーズ博士の研究に夢中になり、ベンおじさんとの約束を破る。
それを咎めらえたことから、ピーターは家を飛び出る。
追いかけるおじさんは、その途中強盗に殺されてしまう。
一瞬の出来事。
ピーターは、特殊能力を利用して、犯人を捜すことに奔走。
いつしかスパイダーマンになってゆく。
一方、コナーズ博士は、トカゲの再生能力を人間に生かそうと遺伝子操作を研究。
失った手など再生に役立てようとする。
しかし、あるトラブルから、なんと自らの体を使って人体実験を強行するが・・・。
感想だが、キャストは一新されたが・・・・・なんともいえないな。
ピーターは、ソーシャルネットワークのアンドリュー・ガーフィールド。
個人的には、今回のほうが好きだな。
一方ヒロインは、MJならぬ、グエン。
MJのキルスティン・ダンストは確かにかわいらしさという点では疑問だったが、
不思議な魅力があった。
一方、エマ・ストーンは、角度によって、微妙だな。明らかに高校生には見えん。
まあ、かわいいからいいかな。
おじさん夫婦は、明らかに前作のほうが温かい感じがする。
一方、内容だが、10年前に見たスパイダーマンほどの良さは感じられなかった。
というか、目新しさがなかったといったほうがいいかもしれない。
大袈裟に言えば、前の作品の、1,2の設定を多少変えて、作っただけといった感じがする。
例えば、蜘蛛にかまれるのが、大学の研究室か父の同僚の博士のところか。
ベンチチンピラに殺される。
敵も、親友の父(研究者)とか、尊敬する科学者だった
ものが、父の同僚の博士とか、
基本的な所が同じで、あまり目新しさがない。
リメイクと言えばそれまでだが・・・。
それなら、あまり前作から時間がたってないのだから、わざわざ製作する
必要があったのかな?
また、前作のように、自分がスパイダーマンと名乗れず、愛するMJにすら
冷たくするとか、親友の父を、事情により殺してしまったなど、スパイダーマンであることに
葛藤するシーンが印象的だが、今回は、あっさり、いろんな人に面が割れ、ピーターの苦悩など、
人間性の描写に薄く、これも話面での面白さからすれば、マイナス。
人間関係でも親友が今回はいないし、寂しい。
ベン夫妻との愛情関係も薄っぺらく描かれている。
ストーリー的には明らかに前作のほうが個人的には好きだな。
もちろん、基本線が同じなので、楽しいことは楽しいのだが、前作より
10年たっているのだから、プラスαがないと驚かないね。
ただ、戦闘シーンは、それなりに迫力があり、この点は良かったかな。
とはいえ全体的には、前の作品がかなりの出来なので、残念ながら
超えたという感じはしなかった。
ラストで続編があることを匂わす終わり方をしている。
見返して欲しいものだ。
ということで、評価は☆3つ。
(評価)
☆☆☆
※★=0.5☆
(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆ なかなか面白い。
☆☆☆ まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆ がっかり。
☆ 話にならん 金返せ!!