大津市のいじめ問題は、ついに警察の強制捜査にまで発展した。
真実が明らかでないので、断定はできないにせよ、
学校教育委員会から出てくる報道は、あきれるばかりで耳を疑う。
警察が介入するのは?などと理想を言う評論家もいる。
たしかに、神聖な学び舎に、警察がめったなことでもない限り入るべきではないと思うが、
人ひとり死に、学校そして教育委員会の不誠実な対応をみれば、
到底自浄作用など望めないということは、容易に察しがつく。
2回目のアンケートで、「葬式ごっこ」を見落としていたと平気で会見する教育委員会。
はっきりいってこの人達は教育に携わる資格があるのだろうか?
何の目的でアンケートをとっているのか?
ドンピシャッの回答を見逃すなんてありえない。
まして、被害者の父には、この事実を伝えないどころか、口封じの誓約書を書かせたとか。
亡くなった少年は、鉢巻きで縛られ、粘着テープを口に貼られ暴行をうけていたそうな。
お金を奪われるなど、聞くに堪えない内容が徐々に分かってきた。
息子の命が奪われたのに、社会は事実解明どころか蓋をしてしまう。
酷い話だ。厳しい批判を受けても仕方ない所業だ。
昔やっていたこんなドラマを思い出した。
「人間・失格~たとえばぼくが死んだら」
いじめをテーマにしているが、よく似ている。
学校側そして加害少年たちの不誠実な対応、そして父親の復讐。
社会にこんなふざけた対応されたら、このドラマのお父さんの気持ち
良くわかるな。
それにしてもこの「いじめ」という言葉。
もう自殺で命を奪ったのだから、こんなぼやかした言葉やめてもらいたい。
芸能人の誰だったか言ってたが全く同感だ。
その内容は、
ここまでくれば「いじめ」という言葉で片づけて欲しくない。
これは少年だろうが立派な犯罪だ。
いじめという言葉の中身をみれば、恐喝、暴行、傷害、自殺教唆、殺人等々、
立派な犯罪。そういう言葉でみるべきといった内容だ。
近々、捜査の手が加害者の少年に及ぶようだ。
人としてのルールを破った者への厳正なる処分を願う。
教育委員会のふざけた調査では、隠ぺいされて、永遠に事実が解明される
ことはないだろう。
警察の捜査に期待する。
それ以外、亡くなった少年の無念を晴らすことはできないだろう。