平和島で、若手女子選手が6コースからまくって勝って穴を提供していた。
どうやら、チルト3度を使用したようだ。この女子選手が今後も同じ戦法を使い続けるかどうかは知らないが、とりあえずインパクトは与えたと思う。
僕は、選手にはファンにアピールできる特技を何か見せてほしいと思っている。
例えば、スタートで先行したら絶対にまくるとか、競り合いには絶対に負けないとか。
枠なりに進入する選手が多いのは不満だが、一万歩譲ってそれが武器だというのなら、2コースは絶対に負けないとか、4カドのときは絶対にスタートを行くとか。
競艇に絶対はない。それは分かっているつもりである。
しかし、選手が粘り強く自分の戦法をアピールしてくれれば、ファンには絶対に伝わると信じている。
1マークでまくるのか差すのか分からない。スタートの切れに安定感がない。トップスタートなのに勝てない。
それでも、レースは何らかの形で確定していく。選手は完走すればいいのだろうが、舟券を買っているファンは信じられない結末に呆然とすることが実に多い。
チルトを上げて6コースからレースを続けていれば、絶対にファンの支持を得る。絶対にと言い切れるのは、それだけ個性のない選手が多いからであり、周りと違うことをする勇気が刺激的だからである。
SGだろうが一般戦だろうが、6人の選手がファンに認知されている強烈な個性を存分に発揮すれば、ファンにとってこれほど買いやすいレースはない。6人全員が自分の思いを強く主張するレースをしてくれれば、舟券に『絶対』は生まれる。僕は、そう信じている。
当然、競艇業界もホクホク。いつぞや流行った『WIN~WIN』の関係が成立するのは間違いない。