先日、この日本の名車紹介シリーズの第一弾でご紹介したLS400ですが、今回はその二代目モデルをご紹介します。
このLS400はご存知の通り、トヨタ(というより部品メーカーも含めるとチーム日本ですね)が世界に挑戦したレクサスのフラッグシップセダンで、この車をきっかけに海外、特にアメリカでの日本車のイメージがぐんと向上する偉大な車でした。
今回は94年にモデルチェンジされた二代目モデルをご紹介します。
この二代目LS400は94年に販売開始されその後2000年まで約6年間と、日本車としては割と長い期間販売されました。
外観はアメリカで初代LSが大好評だったこともあり、大きく印象を変えることはせずキーコンセプトでデザインされており、初代で意見のあったボディサイドの膨らみは、この二代目では削ぎ落とされている。
また全長を変えずに、ヘッドライトのバルブ配置や燃料タンクを縦長にする等して70mmも先代より室内長を広げるといった職人技も盛り込まれています。このエピソードなんかはとても日本的なきめ細やかな車作りをよく表していると感じます。
今回の動画の中ではアメリカらしいベージュレザー装着車を取材しており、廃車となってもなお重厚な雰囲気が漂うのはさすが巷に溢れる付け焼き刃の高級感ではない生粋の高級車のなせる技です。