日本の名車紹介シリーズ - 初代アキュラ・レジェンド編 - | 北米的自動車ブログ from LA

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アメリカはロサンゼルスからリアルな車生活をお届けします。

日本の名車紹介シリーズ、第二弾はホンダ初の大型高級車である『初代アキュラ・レジェンド』をご紹介します。

 

前回ご紹介した初代LS400がトヨタが世界に挑戦した高級車ですが、実は当時同じ思想を持って一番早く実行に移したのがホンダでした。

 

前回ご紹介した様に、当時の日本車メーカーのブランド力ではイメージの問題で高級車を販売することが難しく、各社新たに高級車専売ブランドを立ち上げる構想を持っていました。

そんな中生まれたのが「トヨタ=レクサス」「日産=インフィニティ」「ホンダ=アキュラ」なのですが、89年のレクサスとインフィニティ発足から2年も早く、日本メーカーとして先陣を切ったのがアキュラでした。

 

そのアキュラブランドのフラッグシップカーとして開発されたのが、ホンダとして初となる大型高級車の「レジェンド」でした。

しかしながら当時のホンダにとって初めての高級車開発、当然ながらノウハウがないので開発はイギリスの「ブリティッシュレイランド社」に指導を依頼し、足回りのセッティングから果ては木目パネル使いに至るまでアドバイスを受けたという。

 

動画ではアメリカらしいゴールドボディ+ベージュ内装車をご紹介しております。

しかしやっぱりホンダ、エンブレム類以外は至る所にホンダエンブレムが残ります。

それに対し前回のレクサスLSは初物にも関わらず外装、エンジンルームは勿論、ガラスの刻印に至るまで「レクサス仕様」となっており、その辺り詰めの差が後のブランドの成功に大きく響くこととなりました。