戸部良一ほか「失敗の本質-日本軍の組織論的研究」ダイヤモンド社1984失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)日本軍が負けた真の原因、それは組織の欠陥。自浄能力・自己革新力の欠如だった。この問題は現代の日本社会も引きずっている。東条英機は開戦を踏みとどまらなかった理由を「それでは部下がおさまりません」と答えたそうだ。呆れ果てる。兵隊の命より自分の立場が大事、それが日本のエリートの実態である。今もたいして変わらない。。。。本書の内容にいちいち納得。
大平健「やさしさの精神病理」岩波新書1995やさしさの精神病理 (岩波新書)「やさしさ」の方向って変わってたんですね。他者に向けるもの、から、自分のためのものに。若い人が言う「うざい」とか「うっとおしい」の意味がはじめて分かった気がします。新入社員研修で「心療内科・池見酉次郎・中公新書1950」を読めと薦められました。1985年のことです。「心の病」の増加が社会的に認知されはじめたころでした。その後バブルでみんな忘れていた。しかし病気は進んでいたのですね。この本が書かれたのも、18年前。現在はどうなっているのでしょう?精神科医なら治してあげれば、よい。でも人生や仕事を共有しなければならない、私たちふつうの人はどうしたらよいのでしょう。治してあげるだけではすまない。我慢してつきあうのか?それとも疎遠を心がけるのか?...こちらがノイローゼになりそうです。