ノーリスク、ハイリターン-2011021119240000.jpg



祝!満員御礼☆

初日から連日立ち見が出るほどの大盛況っぷり!!



園子温監督の最新作であり、実在の事件をモデルとした衝撃作!と話題だったので公開前からすごく楽しみにしていてやっと観に行ってきました。





やややややや…
観終わったあと、ただただ呆然。



監督が“救いのない映画”だと言っていたように、本当に希望も何もない結末。



実際の事件とは違うクライマックスの展開には少々置いてきぼりをくらい、きっと一番伝えたいメッセージなんだろうなぁという吹越さん演じる社本のセリフに入り込めず…残念。


それにあの娘、どういうことよー!!



と思いながらも、全体的にさすが!な感じでおもしろく約2時間半があっという間でした。





救いのない感じは去年の「告白」を観たときにも(悪人もらしい)思ったのですが、あんなの全然甘かった…!とこの作品を観て痛感しております。



もう完全に壊れちゃってますからっ!!
メーター振り切れちゃってますからっ!!




だからなのか、こんなにもエロい!グロい!バイオレンス!の三拍子が揃っていても笑えるんですよ。
慣れた手つきで“ボディ(死体)を透明”にする作業中でもセリフの掛け合いに笑えちゃうんです。


「一本前へ!」
「社本くん。ちょっと、痛い」

とか最高だったな。



中にはそれが不謹慎だと思う人も当然いるはずで、笑ってしまった私でも自分が狂っているのか?と疑う気持ちも無くはないです。



けれどやっぱり映画なわけで。
どこかそこはスクリーンを通して客観的に観ているからこそで。

そもそも常識なんて時代で変化するものだと思うし、私は救いのない映画があってもいいと思っているので。
だって救いのある映画を観終わっても必ずしもスカッとするわけじゃないですから。




でもこの作品を観て思ったのは何でもやりきることだなと。
中途半端が一番お互いのためにならないことだと、そう感じたほどこの作品はやりきってる!

そう思えばあのクライマックスも納得できる気がします。




そして、これだけは言いたい。


でんでん、ヤバい…!!!




もうどのでんでんを見ても村田に思えて怖くなりそう。




オススメは…できません。
けれど、これから法律が変わればおそらく規制されるでしょう。
今だってR-18です。

興味のある方は…ぜひ☆







キャスティングスタッフに星さん、アクションデザインに拓さんのお名前も発見し思わぬ収穫♪










『冷たい熱帯魚』

<監督・脚本>
園子温

<キャスト>
吹越満
でんでん
黒沢あすか
神楽坂恵
梶原ひかり
渡辺哲




本作は監督の実体験と、1993年の埼玉の愛犬家殺人事件や他の猟奇殺人事件からインスパイアされて生み出された物語。
家庭不和を抱えつつ、小さな熱帯魚屋を営む主人公・社本が、同業者で人の良さそうな村田と出会ったことで、想像を絶する破滅の世界へ導かれていく衝撃の作品である。
しかし本作は単なる猟奇殺人事件を映画化している作品ではない。誰しもが出来るだけ触れずに生きていきたいと願う<死>や<暴力>に対する恐れ。
しかし遅かれ早かれ<死>は平等に訪れ、残念ながらこの世界はそういう<死>と<暴力>に満ちているというメッセージを、ダーク・ファンタジーの世界で形成させながら、これでもかと我々に突き付けてくる。
映し出されるその世界は観る者によって悲劇とも、喜劇とも映る。