私が所属する社団法人「言葉で未来を作る」(東京)は、2014年6月に設立されたボランティア団体です。

 

コロナ以前は被災地の復興支援をしてきましたが、今年、2023年度より、大人に代わって親や兄弟姉妹の介護や世話をする小学生、中学生、高校生、あるいは大学生のヤングケアラーの支援をすることになりました。

中心となるのは学習支援で、中学生、高校生の受験英語、および志望する高校や大学に提出する「志望書」の作成や、AO入試に必要な論文等の指導です。

 

一般的に、ヤングケアラーは本人たちにヤングケアラーの自覚がなく、家族であれば介護や世話をするのは当たり前だと思って一人で抱え込み、他人の助けを求めないと言われています。

 

しかし、介護の経験がある人間なら誰でも、それがいかに大変であるかは身をもって経験しています。

まして、それが子どもであればなおさらのことでしょう。

まずは言葉に出し、助けや支援を求めてみてはどうでしょう。

そこから、未来が拓けていくと信じています。

「言葉で未来をつくる」のネーミングには、そんな想いが込められています。

 

おせっかいおばさんの「ヤングケアラー相談窓口」(東京)