手挽きの粗挽き蕎麦が頂ける希少な蕎麦屋、それがこちら「中清」さんだ。しかも、石川県はじめ、北陸、東北、ほか全国の希少な銘酒も味わえるため、定期的に足を運びたくなる店だ。
基本的に水曜日が休業日ではあるが、ホームページには「不定休」とあるため、確認しないで足を運ぶと、臨時休業だったりする不運遭遇することがあるし、手挽きの粗挽きそばは、打たない日もあるため、事前に電話で確認しておくのが必須。
この日は不運に遭遇しないことを確認した上で訪問し、まずはハートランドで喉を潤し~
三種盛りと、他の蕎麦屋にはほど置いていない悦凱陣(香川県琴平)を所望。
左から梅水晶、烏賊の塩辛、豆腐ようだ。
そうそう、それから、定番の焼き烏賊。
これらを突きながらしばし、蕎麦屋酒を愉しむ。
この間、近隣で働くガテン系の人、常連らしい人が次々に入店。 この店は、極上の蕎麦を出す一方で、カツ丼などガテン系の人にも人気のメニューも用意している町の蕎麦屋の一面も残しているだけに、ガテン系の人が目立ち、だいたいはカツ丼を含む丼物+カレー南蛮などを頼んでいた。
悦凱陣は少量しかつくらないので出回らない。しかも、蕎麦屋でこちらを置くみせは滅多にお目にかからない。骨太の芳醇な味わい悦凱陣を4種類のアテで、じっくり愉しんだ後は、お目当ての手挽きの粗挽き蕎麦を所望。
こちらの粗挽きは中太打ちで角の立ったもの。
しっかりとしたコシのある蕎麦を噛むと、蕎麦らしく野趣溢れる香りが立ち上がってくる。数口はそのまま蕎麦だけを味わう。かみ応えと濃厚な穀類香に頬が緩むのがわかる。
次に蕎麦の先を塩につけて手繰る~
これは蕎麦の甘みを引き出す食べ方だ。美味い。
ついで、すり下ろし立ての生山葵を乗せて手繰る。山葵の爽やかな香りとピリッとした刺激が加わって、これもまた良し。
後は、とっぷり系の汁につけて一気に手繰った次第。
いやあ、満足満足~また来ます。