《症例3》K・Rさん(男・51)の場合、完全な糖尿病診断から改善へ
五十一歳の男性です。
数年前から生活習慣病健診で、「血糖値がやや高い」と注意されていました。
しかし、とくに口渇とか多尿といった自覚症状もないまま、好きな飲酒も続けていたのです。
平成00年春、再び生活習慣病健診で、
「糖尿病の可能性が高いので、精密検査を受けるように」
との指示を受け、五月下旬に糖負荷試験を受けました。
その結果、空腹時血糖が血清一00ミリリットル中に一一ヱハミリグラム(以下、数値のみ)、ブドウ糖負荷二時間後の血糖値が二O三でした。
糖尿病の診断基準では、完全に糖尿病です。
この時点で体重は七0キログラムあまり、中性脂肪の値が、血清一00ミリリットル中に二一一二ミリグラム(この単位も以下は数値だけを記します。ちなみに正常値の目安は三01一五Oです) で、高脂血症もありました。
そこで、教育入院を勧められましたが、仕事が多忙だったために断わり、糖尿病の講習だけを受けました。
この講習では食事を一日あたり一六00キロカロリーとし、運動をして、体重を六四キログラムにまで下げるよう指導されましたが、そのとき聞かされた糖尿病の合併症の恐ろしさがよくわかり、それからは食事療法を厳格に守り、歩けるところはなるべく歩くように心がけたのです。
じつは、K・Rさんはこの糖尿病の確定診断を受けるしばらく前から、偶然知る機会のあった日本山人蔘「ヒュウガ・トウキ」を、ガンの予防の目的で飲みはじめていたのですが、糖尿病と診断第三章されてからは毎日欠かさずに三カプセル(現在の粒剤タイプでは一日六粒相当)を飲むようにしました。
さて、こうして糖尿病の診断確定後一カ月半ほど経った七月上旬に、血糖と血清脂質の検査を受けたところ、空腹時血糖が一一三、グリコヘモグロビンA1c八・三パーセント、中性脂肪が八十五、体重は六十七キログラムになっており、
「たいへんよい成績ですよ」と告げられました。
さらに二カ月半ほど経った十月中旬に検査を受けると、空腹時血糖は一一六、グリコヘモグロビンA1c八パーセント、中性脂肪は八十八、体重は六十四キログラムです。そして二回続いてすっかり好転したこの数値に、糖尿病の専門家であるその主治医は目を丸くしながら、
「まさに努力の賜物ですね」と褒めてから、
ポツンと、
「糖尿病の診断が間違っていたのかなあ」
とつぶやいたそうです。
以後、十二月から正月にかけては忘年会や新年会に追われて多飲多食が続いた上に、一月にはハワイ旅行まで敢行したことがたたったのか、一時は空腹時血糖が一三Oまで上昇したそうですが、食事の節制をはじめるとすぐに血糖値も中性脂肪も正常になってきました。

