新年の抱負  | 闘狼荘日記

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乾坤を其侭庭に見る時は 我は天地の外にこそ住め

平成二十五年睦月。
早くも松の内は明けて立春も目の前でありますが、新年の「抱負」のようなものを書き出してみようと思います。

1)古流抜刀術の介錯目録を受ける
今年五月に行われる審査を受審すべく最終的な調整を日々の稽古にて行う。 

2)定寸刀を使いこなす

現在の愛刀・二尺七寸は其のまま使いながら、同様の稽古を定寸刀でも行い研鑽する。

3)合気柔術に於ける自由技の更なる研鑽
師匠とのマンツーマン稽古が可能なうちに、出来る限り多くの技を修得し自由技として使えるようにする。

4)単独猪猟に於ける狩猟技術向上
今まで以上に山を歩き、足見(トラッキング)と見切りの更なる技術向上を心掛ける。

5)猟系紀州犬の血統研究と繁殖保存
理想とする「一銃一狗」が実現可能な血統の研究と、現在の我が犬舎の系統犬の猟能向上と繁殖保存を目指す。

6)アーチェリーの練習再開
10年ほど休止していたアーチェリーの練習を再開し、特にプリミティブ・ベアボウを使用するインスティンクティブ・シューティングの練習を重点的に行うと共に、息子にもアーチェリーを教える。

7)津軽三味線の演奏技能の更なる向上 
単なる手慰みではあるけれども、更に技能向上を目指す。

8)クレー射撃技能向上
毎年のようにスラッグ射撃ばかりしているので、銃所持許可の更新時に実施される技能検定を見据えてクレー射撃を重点的に練習する。

9)筋力トレーニング等の再開
最近とみに筋力の低下と体躯の柔軟性の低下を痛感するため、フルコンタクト空手を修行していた頃(約10年前)のレベルにまで回復を目指す。

10)息子・家族・犬たち等の写真および動画の系統的整理
撮るだけ撮って整理せずに放置している画像・映像をキチンと整理する・・・かなり大量かも(泣)


まあ、こんなところでしょうか・・・
他にも色々と抱負と言いますか思惑と言いますか、実行目標的な事はもっと沢山有ったりします。
他人様が見ると脈絡も何も無いように見えるかもしれませんが、私の人生に於いて全て同一ベクトルであり、決してスカラー的な思い付きなどでは無いのです。どうやら私は生まれ付き色んな事を同時進行で行う性質のようで、それは年を重ねる程に実感すると共に精神は衰えないにも関わらず体力的なものは確実に衰えているが故に、実行出来ないもどかしさをも実感すると云う矛盾に悩まされる事も多くなって来ているのですが、これが私の人生の歩み方なのかも知れません。どれもこれも一年で達成出来るものは無いようなものばかりですので、新年の抱負と言えるのか?ちょっと疑問ではありますが、兎にも角にも上記事項に関して鋭意邁進したいと思います。




「長い刀は短く、短い刀は長く抜け」
「重い刀は軽く、軽い刀は重く振れ」
亡き大先生の遺訓の一つですが、これを実践するのは非常に難しいです。
改めて現在メインで使っている二尺七寸の現代刀と新刀期の定寸刀を並べて観てみました。
同じく「刀」と呼ばれる武器であるにも関わらず、現代刀と古い刀の造り込みの違いが良く分かります。まるで全く異質の材料で造り込まれたかのような印象を受けます。



それにしても私のメインの現代刀は、テレビゲームの中に出てくるような冗談っぽい異形で不自然な武器のように見えて来ます。定寸刀は、かなり使い込まれて古研ぎの状態ではあるし、現代刀はハデハデの鑑賞研ぎではあるのですが・・・まるで模擬刀と本身を並べているように見えて来てしまいます( ̄ー ̄;


当たり前ですが、地肌の違いも顕著です。



表現的には新刀と言っても、新刀期の作刀法は古刀期の作刀法と大きな違いは無いのだろうなと個人的には思います。現実に考えてみても新刀期に入った途端に古刀の作刀方法がプッツリと途絶えてしまったなどと云う事は有り得ないでしょう。









「長い刀は短く、短い刀は長く抜け」

「重い刀は軽く、軽い刀は重く振れ」

私の居合道人生の永遠の課題かも知れません。