午前中に山に入り、こいぬのジョーの訓練を行いました。
偉そうに訓練と言っても、私のやることですから・・・・
ただ単純に先犬に付けて放すだけです(^▽^;)
私は殆どの場合、単独猟をします。
単独ですから、たった一人でやります。
私の住む地域の山は大きく険しく、猪犬が行った先に先回りして犬を回収すると言うことは難しい場合が多いです。
そのような条件下で、私が猪犬に対して求める事は以下のとおりです。
①基本的に、放犬場所に戻ること。
②私を中心に半径数百メーターを限度として捜索しながら狩り進み、適時連絡の為に顔見せを行うこと。
③狩り進むうちに、私と万一はぐれてしまっても、放犬場所に戻ること。
以上が、猪を起こして止めるなどと言う高度な猟芸以前に、最低限の絶対必要な条件です。
あくまでも私が個人的に私の猪犬に求める条件です。
このような条件は猟人によって猟場の地形によって十人十色だとは思いますが・・・
さて本日は、こいぬのジョーを訓練すべく先導犬に付けて放犬しました。
放犬ポイントは木材伐採用のドーザー道の終点で、けっこう険しい山中です。
前日からの雨で足元は悪く、ゴム長しか履いていない私は最初から歩く気はありません。
放してから暫くは、先犬とジョーに装着している集音マイクから発信された音声は手元の無線機で受信できていましたが、起伏の激しい地形の為に無線が受信できなくなりました。
いつもの事ですが、こうなっては犬が大声で吠えない限り何をやっているのか分かりません。
この無線機の受信障害の問題は悩みの種でもあります。
もっと性能が良い受信機でもあれば、刻々と状況が分かるのにな~とも思います。
しかし、無線機の電波は基本的に水平に飛ぶので起伏の多い地形では、なかなか難しい問題だと思います。
無線機の音声信号に頼らない方法としては、常に生の音声が聞こえる範囲内で犬が行動する事ですが、私の先犬は捜索範囲が少し広めですので、これも難しく悩みの種の二つ目であります。
また仮に、捜索範囲の狭い犬が居たとしても・・・・・
私の狩猟技術のレベルでは、獲物の居る範囲内まで犬を引き込めるか?と問われれば、これまた難しい問題かも知れませんね(→o←)ゞ
さてさて
放犬してから約30分、徐々に無線機の受信レベルが上がり先犬が戻って来ました。
顔面は血で汚れ、下顎を少し負傷し出血しています・・・
猪を咬んだのではないと思います。
おそらく、無線受信できてない時にアナグマとでも喧嘩したのでしょう(>_<)
遅れること約10分、こいぬのジョーも戻って来ました。
ジョーは血に汚れていません。
完璧に先犬に置いて行かれたようです。
しかし元の場所に戻る条件はクリアしていると思います。
今後はジョーの体力を増強し、なんとか先犬と足が揃うようにしたいです。
先犬の行動した軌跡を、米軍の軍事衛星利用の全地球位置測位システムで検証してみました。
緑色の線が先犬が行動した軌跡で、画面右上の黒い三角が私の位置です。
これを見ますと、私の位置から最大で約360M離れて行動しています。
ジョーは、先犬の軌跡を舐めるように行動していました。
ジョーの体力が増し先犬と同じ速度で行動できれば、頼もしい戦力に成ってくれるのではないかと思います。
画面中央下の池の周辺は猪の生活痕の多いポイントで、分かりやすいように足跡マークを登録しています。
アナグマと喧嘩したであろうポイントは、蛇行した軌跡の最下部の辺りと思われます。
このポイントでは、音声発信機の電波は受信できませんでした。
仮に受信できたとしても私が現場に駆け付けるのは、なかなか大変な地形でした。

