【監督】(Yönetmen)
オルハン・バル(Orhan Bal)
【スタジオ】(Stüdyo)
アブレク・デュシュレル・エヴィ・アニメーションスタジオ
Abrek Düşler Evi Çizgifilm Stüdyosu
【放送】
サマルカンド放送
Samarqand TV
19世紀の北カフカース(Kuzey Kafkasya)に於ける、
南下政策を推し進めるロシアに対する抵抗運動の英雄
イマーム・シャミール(または、シェイフ・シャミール)
İmam Şamil(Şeyh Şamil)1797-1871
の、ロシア軍との戦いを描いた長編アニメーション。
「イマーム」には、
イスラム教で「指導者」「模範となるべきもの」の意味があるらしい。
「シェイフ」には、「部族の長老」「賢者」などの意味があるらしい。
「シャイフ」「シーク」「シェイク」などとも言うらしい。
シャミールについては、日本語版頁が作られています。
Wikipediaをご覧になられば分かりますが、
シャミールは、息子をロシアに人質に捕られたり、
結局は戦いに負け投降を余技無くされ、
その後抵抗する意識を削ぐためか
歓迎ムードで懐柔される事になったものの、
今でも続く北カフカースに於ける
ロシアに対するムスリムの抵抗運動の精神的支柱となっているらしい。
アニメーションも、
投降してロシアに屈服するまでは描かれておらず、
ロシア軍が悔しがっている場面辺りで終わっています。
一番脂の乗っている所でエンドにせざるをえないというのは分かります。
戦いの場面の描写は、若干手馴れていない印象は受けます。
キャラクターの動きの描写が難しいせいもありますが、
CGアニメーションは、セル画によるアニメーションとは違い、
微妙な体の動きを出すのが難しいのかも知れません。
慣れればもっと描写力が上がると思います。
【追記】
2枚目、3枚目の画像追加(2018/7/5)