ダメなキツネ(Անբան աղվեսը, 1976)アルメニアのアニメーション | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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ダメなキツネ

アルメニア語題名:Անբան աղվեսը

露語題名:Лис, который ничего не умел

英語題名:Fox, who could'n do anything


脚本(Սցենարի հեղինակ):G・タリャン(Գ. Տալյան, G. Taljan)

監督(Ռեժիսոր):ロベルト・サハキャンツ(Ռոբերտ Սահակյանց)

スタジオ(Ստուդիո):アルメニア映画(アルメンフィルム)(Հայֆիլմ)

http://sahakyants.com/index-1.html

History of Armenian Animation - reAnimania


Անբան աղվեսը-1



このアニメーションは、資料としては前から知っていました。

その時は、映像そのものは動画サイトに出ていなくて

見られなかったんですけど、

最近やっとYouYubeに出てきたので、ブログでの紹介となりました。


まず、絵柄が印象的。

懐かし系というか、

藤子不二雄辺りが好きな人におススメの画風ですけど、

アルメニアを代表するアニメーション作家のサハキャンツの絵柄です。


以前当ブログで紹介した『キツネの本』(Աղվեսագիրք, 1975)に、

如何にも1970年代的な雰囲気が似ているかも知れません。

作られた時期がほぼ一緒ですし。

サイケな感じや、写真のコラージュがいいですね!!

特に、トリッキーな内容が見所です!!


【粗筋】

何をやってもダメな狐が、人の迷惑顧みない行動のため、

兎と喧嘩になってしまう。

そこで、そのウサギを騙してやっつけるために、

兎の女の子の像を作ろうとするが・・・。


まあ、悪い事が目的だったとはいえ、必死になれば、本気になれば、

出来るものなんだなあという、

一種の教訓を表したアニメーションなんでしょうかね?


あ、そうそう、

日本を意識した場面が出てくるんですよ!!

ちょっと勘違い入ってますが。

日本語(というか、漢字ですけど)も出てきます!!


Անբան աղվեսը-2


ウサギが空手でキツネに反撃しようとする場面です。

でも、「日本専売公社」って、適当だな・・・。

ゴッホが油絵で浮世絵を模写した時、

意味分からないで適当な日本語を書いたわけですけど、

それに似ているというか。

意味分からないで間抜けな日本語を刺青した外人とか、

間抜けな日本語のTシャツ着ている外人とかもいますね。

(話が脱線しました)