○まだ見ぬ世界(2000~2006年)
The POPS series. "Have never seen the world yet"
「どこかで聴いた曲シリーズ」の紹介記事の時にちょこっと触れましたが、
「どこかで聴いた曲シリーズ」は、「勝手に頭に浮かんでくるメロディ」の紹介であるのに対し、
「POPSシリーズ」は、自力でメロディを作り出すという「能動的」なものです。
まあでも、単純に考えて、「どこかで聴いた曲シリーズ」のPOPS版と考えてもいい。
POPSとは言っても、1980年代頃のものです。
不思議な事に、「こういうメロディが浮かんで欲しい」と念ずると、
大体1~3週間位でメロディが頭に浮かんでくるのです。
天から降ってくる様な感じ(こんな事を書くと、物凄い誤解を受けそうなのでちょっと怖い。
別に私は宗教とかセミナーの類に入ってるわけではないので)。
何故「未だ見ぬ世界」という題名なのかというと、如何にも28~29小節とか
36~37小節の部分に歌詞を充てるとしたら如何にも
「二人で走りだす~のさ~」という感じだから。
つまり、やっぱり何処かで聴いた様な気がするなあという事です。
不明ですけど。
元々「POPSシリーズ」は、1998年に、典型的な1970年代1980年代頃のPOPSの
フレーズを用いて「弦楽四重奏曲」を作ろうとしたのがきっかけです。
一般的に、「クラシック音楽はお堅い」というイメージが世間ではびこっていたので、
そういうのを皮肉ってやろうと思い、「POPS」と「クラシック音楽」の
無理矢理な融合を画策したのです。
でも今では、「平原綾香のJupiter」とか「のだめカンタービレ」が流行っているのを見ると、
やる意味が無くなっています。
「どこかで聴いた曲」に関する詳細は以前に書いた記事を読んでもらいたいのですが、
それに関連する興味深いページを発見しましたので、勝手にリンクしました。
http://questionbox.jp.msn.com/qa1263564.html?StatusCheck=ON
頭に浮かんできたメロディがもしかしたら他の既存の曲と被ってるかも知れない。
もしそうだとして「盗作」したと誤解を受けないように、
沢山の人に聴かせてこの曲知らないか?と訊きまくって、
でも結局誰も知らないということで安心して発表したというエピソードを紹介している
人がいましたが、それは、私が「どこかで聴いた様な曲だけど元ネタが不明」なメロディ
についてどう処理すればいいのか考え、思いついてやった事と全く同じです。
しかし、私は、「それでも何処かで聴いた感じがする」という考えを崩さないので、
「どこかで聴いた曲シリーズ」がそこで生まれたのです。
また重要なネット相談ページを発見したのでリンクを追加。↓
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa483910.html
例の「記念樹事件」に関する興味深い話も出てます。
服部克久を盗作したとして訴えた小林亜星自身の「どこまでも行こう」も、
ウィリアム・クリストファー・ハンディ(William Christpher Handy)の「Loveless Love」
のパクりであると指摘されています。
実際に聴いてみると、確かに似てると思う。
http://ml.naxos.jp/?a=8.120825
似てるとか指摘するのは、娯楽としてやるのなら面白いと思いますが。
私も、クラシック曲とそれ以外のジャンルの曲のメロディの似ている所を
指摘するというのを20歳前からやってましたし(これについては、
別の機会に述べます)。
どっちがいいのか悪いのかは、私の口からは言えません
(『どこかで聴いた曲シリーズ』の記事の時は、服部氏を擁護する書き込みをしたけど)。
「盗作」とか「インスピレーション」等に関しては、
特に後者は私自身もそれにまつわる体験をよくしているので、凄く興味があります。
それを、何かアートにしようと現在暖め中。
【関連記事】
児童合唱曲のためのスケッチ(ピアノ独奏曲) 2001~2004年
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10135928836.html
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http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10115160604.html
音楽のシンクロニシティ・デジャビュ体験
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10047635036.html
どこかで聴いた曲シリーズ 1988、1993年~