西郷どんのスポーツ日記


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自信を得た初陣

サッカー日本代表は9日、オシム監督就任後初の公式戦・トリニダードトバゴ戦に臨み、三都主の2ゴールの活躍で2-0で勝利した。

日本は来週水曜日に、新潟スタジアムにてイエメン代表と対戦する。



プレッシングへの好感、三都主に対する驚き


人もボールもよく動く。

サッカーにおいては基本といえばそうなのだが、今日の日本は、この『基本』を当たり前のようにこなしていたと思う。


とにかく好感が持てたのは選手一人一人の相手へのプレッシング。

ボールへのどん欲な姿勢が感じられた。



『サプライズ』選出の三都主が2ゴールの活躍を見せたのは驚きと共に、考えさせられる結果だった。

確かに守備力は低い。

だが、彼の左サイドの突破力は、日本にとっては重要な武器となる事が示された。

初代表選手が多い中で、『世代交代』も時期尚早とも思う。

三都主招集から見える事

サッカー日本代表の、トリニダードトバゴ戦のメンバーが発表された。

オシムジャパンの初陣となるゲームだ。


まず、驚きだったのはメンバーの中身よりも招集人数の少なさだ。

GKが川口と山岸の二人である事を考えると、実質のサブは一人だけである。


「クラブの日程(G大阪・千葉はA3に参戦中、鹿島は上海遠征)を考えると、仕方ない」

13人という招集メンバーの少なさには、こういう意図があるという。

しかし、ふるいにかける意味でも、もう少し招集すべきだったのではないか。


FWの我那覇は、個人的には招集する価値があるのか疑問だ。

良い選手ではあるが、現在好調なのは川崎の中盤に助けられている感が強い。

そういう意味では、むしろ中村憲剛の招集は強く求めたいものである。



ただ、少数人数への疑問はいくらここで考えても進展しそうにない。

それよりも「おや」っと思ったのは、三都主の招集である。


正直な話、三都主が招集されるとは思っていなかった。

ジーコ時代には何度サポーターが彼の守備に泣かされた事か。

三都主の招集が個人的にサプライズだったのは、こういう経緯があるからだ。


だが、果たしてDF登録された三都主は左SBとして出場するのか。

そこから議論を始めたい。


オシムがまともなファーストチョイスとして三都主を左SBで使うとは到底思えない。

三都主を招集した理由は、私には三つ考えられる。



一つ目は、3-5-2の左SHで起用する手段だ。

3バックには左から駒野、闘莉王、坪井が入り、中盤は2ボランチの5人である。

守備に不安がある三都主だが、攻撃の能力は高い。

守備の負担が少ないSHという起用が、まずは候補だ。


ただこうなると、守備力は高いが、クロス精度、攻撃力も高い駒野をストッパーとして使うのはもったいないのではないか。

しかも駒野の身長は170cm程度。

最終ラインを任せるには、適任とは言えない。

よって、この3-5-2の可能性は低いのではないか。



二つ目に考えられるのは、4バックの左SB。

つまり、ジーコ時代同様の起用である。

しかし、私は上記で三都主の左SB起用には疑問を投げかけた。

では、なぜあえてSBか。


これを語る前に、オシムの監督としてのキャリアハイである90年のW杯の話がしたい。

当時、オシムが率いたのは当時最強との呼び声高かったユーゴ代表。

クロアチア、セルビア、ボスニアと各民族にスター選手が揃っていた。


国内は、連邦崩壊前の混乱期だった。

「カリスマ」チトーがこの世を去って10年が経過し、民族の対立は、もはや収集がつかないところまで来ていた。

各民族からはオシムに対し、「自分達のスターを起用しろ」という差し金があったという。


そんな中、ユーゴは初戦の西ドイツ戦で完敗を喫した。

オシムの意図は、国論をそのまま采配し、わざと負ける事にあった。

こうすることで、逆にオシムへの要求は消えた。


ユーゴは、結局マラドーナ擁するアルゼンチンに準々決勝で敗れたが、オシムがその凄みを見せた結果と言える。


話を戻したい。

なぜSB三都主か。

それは、一度ジーコのサッカーを壊すという考えがあるのではないか。


SBとしての三都主の技量の無さを示し、わざと苦戦し、メディアを逆に味方につける(?)のが、この場合はジーコの意図である。

ジーコへの、協会の評価は非常に甘かった。

あんな体たらくな采配をしておきながら批判を投げかけないオシムは、まず明白に「ジーコのサッカー」を否定したいのではないだろうか。



最後に考えられるのは、最初同様に左SHとしての起用だが、システムが今度は違ってくるのではないか。

昨年千葉で見た、2-6-2というシステムである。

個人的にはメンバーを見れば、その可能性は高いと見る。


CBには闘莉王と坪井が入り、ボランチは今野と長谷部。

SHにはそれぞれ三都主、駒野が起用される。


2-6-2というシステムには、中盤が厚くなり、ボールポッゼッションを高める利点がある。

バックラインに人数が少ないため、今までの日本を見ていると簡単にバイタルエリアを使われる可能性はあるが、そこは緊急措置として今野が入れば頷ける。

4バックを使っていたこれまでの日本であるので、2バックにも大差はあまりないのではないか。



いずれにしても、答えの半分は来週水曜日の試合で分かる。

三都主の起用法に、注目である。

夏来る!アカクロは輝きを取り戻せるか

夏である。

菅平が熱い。

KGU、慶大、明大などが来週までには現地入りする予定だ。


大学選手権2連覇中の早稲田も同様だ。

8日に現地入りし、29日の『下山』まで3週間菅平に籠もる。


いつもの夏。

しかし、早稲田にとっては呑気に構えている場合ではない。

6月の慶大戦、KGU戦に連敗。

一軍半で臨んだ慶大戦はまだしも、ベストメンバーで挑んだKGU戦はノートライの3-20で完敗を喫した。


今季の早稲田は、FWの個の力が去年に比べて数段落ちる。

前田、青木、内橋、佐々木らが抜け、迫力に欠ける。

攻撃で起点が作れないと、つまりブレイクダウンで勝てないとバックスが優秀でも意味がない。

中竹監督も、この点は認めている。


前に出る力。

これを取り戻すのが、早稲田にとっては急務だ。


KGUとは20日に対戦する。

『連敗』は、そのまま終戦を意味する。

亀田興毅の「灰色王座」に思う事

「協栄マジック」という言葉がある。

協栄ジムに所属するボクサーに、著しく有利な判定がなされることで言われるようになった。

亀田興毅も、思えば協栄ジムだ。


映像を見たわけではない。

だが、リング上を這う亀田の姿の写った写真を見て思った。

「またか」と。


今年1月、WBCのフェザー級のチャンピオンとなった越本隆志。(7月に王座陥落)

彼も地元での世界戦に「疑惑の判定」で勝利したとされる。

対戦相手の韓国の池は、即刻抗議を申し入れた経緯がある。


また、「ジャパンマネー」とやらが動いたのか。

何度も言うが、映像を見たわけではない。

あくまでも勝手な主観である。


しかし、試合を中継したTBSに対して、試合終了後に抗議の声が殺到したという。

面白いと思ったのは、むしろここだ。


一昔前なら、薄氷の勝利でも抗議の声は無かったのではないか。

現在の視聴者は、内容を伴ったゲームが見たいのだろう。

私たちの目は、それほどに肥えてきたのだ。


「結果だけ」の時代は、もう終わった。

「内容」なくしては、ファンが本当の王座座らせてくれない。

生意気ボーイズ、世界に挑む

森本貴幸のセリエA・カターニャへのレンタル移籍が、このほど正式に決まった。

森本は既に現地入りし、チームの練習にも帯同している。

シーズン開始後は、Jリーグでいうところのサテライトでひとまずプレーしていくそうだ。


にしても、あのちょっと鼻につく生意気そうな雰囲気が、憎たらしさを感じさせつつも実に心地よい。

上手く説明できないのだが、若くて自分に自信を持っている様子には、どうしても期待を持って見てしまう。

イタリアでもどんどんその雰囲気を出しつつ、どんどん挫折して欲しい。

今は苦しみにしかならないが、必ず将来的には糧になる経験だ。


生意気アスリートといえば、亀田三兄弟の存在を忘るべからずだ。

一見すれば、三人揃ってとにかく生意気。

しかし、あれで弱かったらただ単に呆れるだけだが、長男・興毅に関しては、ボクシングでは意外と少ない対戦相手への挑発を公然とやったと思えば、試合は言葉通りに勝ち、対戦後は必ず相手へのリスペクトの念を口にするのだ。


彼は、ティーンエイジャーとは思えないほど驚異のプロ意識と強い精神力を兼ね揃えている。

つまり、あの生意気さは単なるパフォーマンスだ。

普段はきっと優しい性格なのではなかろうか。


さて、森本も亀田も、いよいよ満を持して世界に挑む時が来た。

果たしてこの先、彼らはどうなっていくのか。

結末は未来の事なので、「誰にも分からない」としか言いようがないのだが、たった一つだけ言える事がある。


それは、現在の彼らの前には、果てしない希望が満ちあふれているのだ。

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